13日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比108.36ポイント(0.47%)高の22937.38ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が64.29ポイント(0.66%)高の9787.34ポイントとそろって反発した。売買代金は567億9200万香港ドルに縮小している(12日は632億5300万香港ドル)。



中国経済指標の改善が追い風。なかでも、昨年12月の金融統計や貿易統計の好調が材料視されている。融資の伸びは大幅に上振れし、人民元建ての輸出は予想(0.1%減)に反してプラス成長(0.6%増)を達成した。香港ドル建ての香港銀行間取引金利(HIBOR)が低下基調にあることも、投資家心理を上向かせている。



ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連株の上げが目立つ。石油大手3社の中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.6%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.6%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.4%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が4.1%高で引けた。石油株については、昨夜のWTI原油先物の続伸を好感している。石炭株に関しては、製品価格の安定化期待が支援材料だ。発電と鉄鋼、石炭の各業界関係者は会合し、燃料炭価格の乱高下を回避することで合意している。本土系の銀行株や保険株もしっかり。



中国自動車セクターも買われる。吉利汽車HD(175/HK)が3.9%、長城汽車(2333/HK)が2.7%、華晨中国汽車HD(ブリリアンス・チャイナ:1114/HK)が1.9%、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.3%ずつ値を上げた。



他の個別株動向では、不動産デベロッパー大手の万科企業(チャイナ・ヴァンカ:2202/HK)が5.7%高と急伸。株式の争奪戦を巡る不透明感が払しょくしつつあるなか、経営の安定が期待された。同業の中国恒大集団(3333/HK)は「買い増ししない」と明言したという。現地メディアの報道によれば、深セン市地下鉄集団に対し、恒大集団は保有する万科株を譲渡する可能性があるとされる。









【亜州IR】