10月は谷口鮪(KANA-BOON)×尾崎世界観(クリープハイプ)の対談を毎週お届け。
毎週日曜日21:00-22:00に放送中の
FM802の対談番組「Walkin'Talkin'-徒然ダイアローグ-」。

2日は初回放送でした。


対談前にまずはお互いについて。

まずは谷口鮪から尾崎世界観に。
実は何度かお会いしたことはありますが
僕らのことをどう思っているのか確かめたくて
親交を深めたかったので対談相手にお願いしました。

尾崎世界観は谷口鮪に対して、
どういうことを考えながらどういう想いで
音楽をやっているのかお話したい。と語りました。


まず、お互いの出会いは震災直後の頃。
KANA-BOONがオープニングアクトでクリープハイプと対バンしたのが
2人の関係の最初。

谷口鮪の元カノがクリープファンだったから
「私の分も見てきて!」といわれたというこぼれ話も。

翌年、別の機会に谷口鮪から尾崎世界観に音源を渡したことがあったという
これまでの経緯を教えてくれました。

そこで谷口鮪から
「デビューしてからなかなかフェスなどでも挨拶の機会がなく
ぶっちゃけ俺らのことをどう思っていますか?嫌いですか?」という緊張の質問から対談スタートしました。

尾崎世界観は、
心斎橋のライブハウスにお客さんとして谷口鮪が来ていたのも覚えているし、
自分のラジオ番組で曲を書けたこともあり、
急に環境が変わったりたくさんリリースをしている様子が
自分に重なるところがあって、音楽をやることに飲み込まれる瞬間ってあるな
と思って眺めていたそう。

尾崎世界観の姿を見かけても、話しかけないでほしいのかな、声をかけにくいな、緊張してしまって
フェスの舞台裏でもこれまで声をかけることが出来なかった谷口鮪。
KANA-BOONはクリープハイプに嫌われているに違いない!と思い込んでいたそうです。


今週の1曲目は、
KANA-BOONの新曲「Wake Up」


レコーディングのエンジニアさんが共通しており
お互いの状況は、その人を通して少しずつ知っていたという絶妙な距離感の2人。

尾崎世界観は、KANA-BOONの楽曲を聴いて、
親近感を覚えるのは同じエンジニアさんだからなのかなという感想を教えてくれました。

尾崎世界観から見た谷口鮪は
「そんなこと無い」と何度言っても嫌われているのではないかという谷口鮪は
「純粋に、素直にひん曲がっている」そう。
わかりやすいひん曲がり方で、尾崎世界観自身のの「ほどけないひん曲がり方」とは違うから
対談を通してほどいていきたいと語りました。

まず、谷口鮪から尾崎世界観への質問、「曲作り」について。
尾崎世界観は、「作らなければいけない」という状況でしか作らない。
谷口鮪は、最近「曲でも作るかな」とふと思って作ることがあるそう。

インディーズの頃からKANA-BOONは、ひねり出すというよりも
スタジオでメンバーと一緒に作ることが多く、
一方の、尾崎世界観は楽曲の土台を作る際に
もう出ない歯磨き粉をひねり出すように、
絶望的な状況で楽曲作りをすることが多い。
それでも徹夜はせずに、必ず寝ている!と語りました。

歌入れ直前に、まだ歌詞ができていないという絶望的な状況でも
とりあえず寝て、歌を録りながら歌詞をひねり出した経験もあったとか。

クリープハイプはかつての作りこんだものをどうにか届けたいという作り方と
現在の追い込まれたギリギリのスイッチで作るというのは、作り方が変わってきていて
たまにはインディーズのかつての頃のような曲作りもしたいな、と語りました。

KANA-BOONは、かつての曲作りと変わってきてはいましたが
最近過去の作り方に戻ってきた感覚があるそう。
楽曲を作るときにはだらしないメンバーに負けたくない!と自分で懸命にデモを作っているとこと。
パソコン音痴だったので、あまりソフトで楽曲作りはしないという谷口鮪。

尾崎世界観もパソコンソフトは使わず、
携帯に自分の歌を録音してそれを下にメンバーにコードを伝えて曲を作っていくそう。

「これ作ってきたから聴いて」とメンバーの目の前で演奏するのは
2人とも抵抗がある、という共通点が見つかりました。

尾崎世界観は、自分の作ってきた曲を、
披露してみて微妙だったときに「あ、この曲あんまり良くないよね。くそみたいな曲だ」と
自分で言い訳して、「そんなこと思っていないのに」とメンバーに怒られたという苦い経験もあったそう。

次は尾崎世界観から谷口鮪に対して、「曲を作っていく中でうれしいのはいつか」という質問。
コーヒーを飲みながらミックス作業に立ち合う瞬間が嬉しい谷口鮪に対して、
歌を入れ終わって、重たいレコーディングスタジオの扉を開ける瞬間の
「やってやったな」「勝ったな」という瞬間が嬉しい尾崎世界観。
目に見える作品ではなくてあいまいなものを作っているからこそ、
その瞬間に達成感を感じるそう。

「ライブよりレコーディングが好き」というのも2人の共通点。
楽曲が形になっていく瞬間にやりがいを感じるそう。


2曲目は
クリープハイプ「バンド」

ちなみにこの楽曲が先ほどのエピソードにあった
歌いながら歌詞を考えた曲。

クリープハイプの曲は
自分に似たところを感じてぐっと刺さる楽曲が多く、
「誰かに頭を下げてまで自分の価値を上げるなよ」と言う歌詞が
特に自分のことを言われているような、しかられているような感じがした、と谷口鮪がこの曲を紹介してくれました。

同級生とKANA-BOONを組んでいる谷口鮪は
子供の頃から一緒にやっている人たちと一緒に夢を追えていることが嬉しくて感動もあり、
メンバーが先輩に対して失礼な態度をとったときに怒りそうになることもあるそう。

一方年齢もばらばらのクリープハイプは
同級生とロマンを追いかけるKANA-BOONよりも、切羽詰って夢をつかまなくてはいけない、
結果を出さなくてはいけない!という感覚があるそう。

バンドのフロントマンあるあるとして
「自分に気を使ってもらっていることに気を使う」孤独な生き物である
とここでも共通点を発見しました。


お互いの好きな映画についてなど
話はさらに展開していきます。

次週9日は第2回。
少しずつ埋まっていく二人の距離にも注目です。


【番組情報】
FM802「Walkin'Talkin-徒然ダイアローグ-」
日曜日 21:00-22:00放送
http://funky802.com/wt/

FM802はスマホやPCでもきけます。http://radiko.jp/#802
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