県は廃止となった3つの旧県立病院の跡地を地元自治体に有償譲渡(売却)する方針を固めた。県が政調会で明らかにした。 旧喜多方病院跡地(喜多方市)は全ての解体工事と諸手続きが完了した。旧会津総合病院跡地(会津若松市)は3月末までに解体工事の95%が完了する予定で、旧リハビリテーション飯坂温泉病院(福島市)は3月末までに解体工事を全て終える予定。 いずれの県立病院跡地も市街地にあり、各市のまちづくりや地域活性化の取り組みと密接に関わるため、県は3市の意向を確認しながら有償譲渡に向けた協議を進める。 県立病院事業は平成28年度当初で68億7千万円の累積欠損金を抱えており、その縮減が課題となっている。■1兆7000億円程度 県の当初予算要求額 県の平成29年度当初予算を巡る各部局からの要求額の合計は1兆7千億円程度となっている。28年度当初予算の1兆8819億円を下回っている。13日、政調会で示した。 予算額は政府の29年度予算の最終的な配分や内部の査定などにより変動する。要求額のうち、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に対応するための復興関連予算(復興予算)は8千億円台となっている。復興予算は28年度には1兆383億円だったが、インフラ復旧や施設整備の進展に伴い減少する見通し。 県は避難区域の復興や被災者の生活再建・帰還支援、人口減少対策などを最優先に予算編成を進めるとしている。 県の当初予算は27年度に県政史上最高の1兆8994億円となった。28年度は前年比175億円(0・9%)減だった。■県中小企業条例改正案まとめる 県議会検討会 県議会の県中小企業振興基本条例見直し検討会は13日、第4回会合を開き、条例改正案をまとめた。 今後、議会事務局による法令審査手続き、文言の改正作業を経て、2月7日の第5回会合で改正案を最終決定し、2月定例県議会に議員提出する。 現行条例に「小規模企業」を新たに追加し県施策の支援対象を広げるとともに産業基盤を強化する狙いがある。