福島県川俣町のニットブランド「ANIT(ラニット)」は22日までに、全国最大規模のファッションとデザインの展示会「rooms(ルームス)」に出展、出展業者約500社のうち3社のみに贈られる亀山アワードを受賞した。
 展示会は14〜16日の3日間、都内の代々木第一体育館で開かれた。亀山アワードは展示会で唯一の賞で、ラニットは創造力と商品力が高く評価された。同社の高橋彩水代表(32)は「自信と元気をもらうことができた」と喜びを語った。
 高橋代表は製作したニット製品を道行く高齢者に着てもらい、写真を撮影する「ゲリラシューティング」を企画したほか、地方の雰囲気を取り入れたブランドの世界観を展示ブースで表現した。
 展示ブースのテーマは「田舎の雰囲気を取り入れたファッション」。「奇抜なニット」を着ながら生き生きした表情を見せる高齢者の写真を展示したほか、神社から借りた紅白幕、中古のマネキン、居酒屋風の看板などで飾り付けた。
 高橋代表は出身地の川俣町で起業して半年余り。地方の雰囲気を取り入れたブランドをつくり上げ、ニットを中心としたファッションの評価を高めようと活動している。