Jリーグの村井満チェアマンは20日に行われた理事会の記者会見で、来季のJ1リーグ戦におけるステージ移行について現状を説明した。

 J1は2005年から2014年までの10シーズンで1ステージ制が採用されていたが、2015年から11年ぶりに2ステージ制が復活した。

 2ステージ制は大会方式の複雑さや年間最多勝ち点のチームが優勝できない可能性があるなど移行当初からサポーターの反発もあったが、シーズン中に山場を設けて放映権収入を増やすために決行した。

 最近では「来季のJリーグは1ステージ制に戻る」との報道もあったが、村井チェアマンは会見で「すでに決まったように報じられていますけど、(1ステージ制移行は)決まっておりません」と否定。

 しかし、「ただ議論はしています」と、1ステージ制復活か2ステージ制継続かの議論を進めていることを明かし、1ステージ制復活に対する可能性を完全には排除しなかった。

 1ステージ制復活が報道された背景には、英・ロンドンに本社を置くパフォームグループの『DAZN(ダ・ゾーン)』が来季からのJリーグの放映権を10年総額2100億円で契約したことにあるが、必ずしも収益面だけで判断するわけではないと語った。

「お金が入ったから戻すという単純なものではなくて、Jリーグの露出機会やファン・サポーターに関心を持ってもらうための工夫など、パフォーム社にお金が入ったからといって全てが解決するわけではない。2ステージ制やチャンピオンシップを変えるならば、それに匹敵するような、もしくはそれに近いようなものを提示する責任がある」

 来季が1ステージ制に戻るか、それとも2ステージ制のまま継続するかどうかの結論は「2017年からやるのか、18年からやるのかを逆算していくと、10月頃を目途に協議を進めていきたい」と述べた。

(取材・文:今関飛駒)