来年開催のU-19女子欧州選手権予選で珍しい出来事が起きた。あるチームが“二日酔い”で試合を棄権したという。セルビアメディア『スポルツキ・ツルナル』が報じた。

 この予選は第1ラウンドが4ヶ国ごとの11グループ制で争われ、その中から上位21ヶ国とフランス、ドイツ、イングランドの3ヶ国を合わせた24ヶ国が第2ラウンドに進んで本大会出場を争う仕組みになっている。

 第1ラウンドはグループごとに開催地の異なるセントラル方式(1ヶ所ですべての試合を開催する大会方式)で行われ、セルビア、スコットランド、アルバニア、キプロスによるグループ4はアルバニアの都市デュレスで今月14日から19日にかけて各チーム3試合を戦うはずだった。

 しかし、このグループ4に振り分けられたチームには実力差があり、14日の第1戦と16日の第2戦でスコットランドとセルビアがそれぞれ2連勝したため、第2ラウンド進出の可能性のあるチームが決まってしまった。

 さらに各グループの2位になった11ヶ国のうち10ヶ国が第2ラウンドに進める。そのため2連勝かつ12得点を挙げてグループ2位につけていたセルビアも第1ラウンド突破は確実だった。

 そんな状況で19日、その試合結果によってグループ内の順位が決まる第3戦のセルビア対スコットランドの日を迎えた。だが、スコットランド女子U-19代表は選手達の健康問題を理由に会場に現れなかった。

 これを受けた前述の『スポルツキ・ツルナル』は、第2ラウンド進出を確実にしたスコットランドの選手達が前日の夜からアルコールで祝杯をあげ、二日酔いでセルビア戦までに冷静な状態に戻らなかったと報じた。

 一方、スコットランド女子U-19代表のガレス・エバンス監督は多くの選手達が腹痛や吐き気を訴えたため、試合に必要なメンバーを組めなかったと説明しているという。そして同じ記事には試合結果はスコットランドの棄権によるセルビアの不戦勝としてUEFAに報告されたと記されている。

 現時点ではUEFAの公式サイトにセルビア対スコットランドの結果は記載されていない。予選の結果をまとめたWikipediaのページでは延期扱いになっている。セルビア側の報道ではUEFAが調査に乗り出すようだ。

 なお、セルビア女子U-19代表はすでにアルバニアを離れて自国の首都ベオグラードに戻っている。スコットランド戦が不戦勝と認められばセルビアは全勝でのグループ1位突破が決まり、第2ラウンドの組み合わせ抽選で強豪国と当たりづらくなるなど、スコットランドよりも有利に立てる。