国際サッカー連盟(FIFA)は、ストーク・シティに所属するFWボージャン・クルキッチに対してセルビア代表でプレーすることを認めないという決定を下した。22日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

 セルビアサッカー協会(FSS)は、ボージャンを同国代表チームに招集することを希望し、FIFAに対して正式に要請を行っていた。スペイン代表での出場経験があるボージャンだが、同名の父親ボージャン・クルキッチはセルビア人の元サッカー選手であり、ルーツを持つ国での代表入りが認められることをFSSは期待していた。

 だが、これに対するFIFAからの回答は否定的なものだった。ボージャンは18歳だった2008年にスペイン代表で1試合プレーしたのみだが、その1試合は2010年W杯欧州予選のアルメニア戦。親善試合ではなく公式戦の出場であり、原則通り代表チームの変更は認められない。

 セルビア代表のスラボリュブ・ムスリン監督はボージャンの代表入りを期待する様子を見せ、「(FIFAからの)回答がポジティブなものなら11月の試合で彼を頼りにしたい」と話していたが、その望みは叶えられずに終わることになった。

 ボージャンはかつてバルセロナに所属し、カンテラ(下部組織)では数々のゴール記録を塗り替えた"超有望株"だった。トップチームにデビューした2007年にはリオネル・メッシの記録を更新するクラブ最年少ゴールを挙げ、18歳での代表デビューも果たした。2011年からは出場機会を求めてローマミラン、アヤックスでプレーし、2014年からストークに加入している。