U-16日本代表の森山佳郎監督は24日、U-16アジア選手権の準々決勝UAE戦に迎えた前日記者会見に臨んだ。

 グループステージを全勝で突破し、21得点無失点という成績を残したU-16日本代表だが、森山監督は「予選グループとは全く違う、本当にワールドカップ出場権を賭けて戦う厳しいゲームだと思うので、とにかく持っているものを全て出すと、それだけに集中したい」と気を引き締める。

 準々決勝の対戦相手UAEに勝利すれば来年のU-17W杯出場権を獲得できるため、ただの決勝トーナメントの1試合では済まない重圧がある。「本当に勝負強いし、タフなグループを無敗で勝ち抜けてきたチームなので、それは簡単に勝てない。本当にタフな試合になる」と、対戦国への警戒も最高レベルだ。

 一方で、ここまでメンバーを入れ替えながらもしっかりと結果を残してきたチームには手応えを感じている。森山監督は「特に2戦目、3戦目は前半のかなり苦しい時間帯をしのいで、苦しい時にもチーム全体で耐えることができた。得点力は元々あるチームなので、守備の面でも崩れなかったというところは大きい」とチームの成長を分析した。

「若い選手が段階的に世界、W杯を経験するというのは非常に大きな意義があるし、W杯という舞台は選手が大きく成長する機会でもあるので、そういう機会を逃したくないという気持ちは強い」

 世界の舞台に立つまであと勝利1つまで迫っている。日本代表は2年前の前回大会出場を逃しており、そういった意味でも森山監督が日本の将来を背負う若武者たちをW杯へ連れていきたいという思いは強い。プレッシャーを跳ね除け、勝利をつかんだ先に世界の扉が待っている。

(取材:元川悦子【ゴア】、文・構成:編集部)