セビージャで十分な出場機会を得られていないブラジル人MFガンソに、早くも帰国の可能性が取りざたされている。母国ブラジルの複数クラブがレンタルでの獲得を望んでいるという。24日付の地元紙『エスタディオ・デポルティーボ』が伝えた。

 ガンソは今年の夏にサンパウロからセビージャへ完全移籍。かつてはブラジル代表の"将来の10番"と期待されていた逸材であり、度重なる負傷でブレイクの機会を逃していたとはいえ、実力に疑いの余地はない選手だ。

 だが、他にもフランコ・バスケスやサミル・ナスリ、清武弘嗣ら中盤の攻撃的選手を数多く補強したセビージャで、安定した出場機会は得られていない。リーガでは第3節ラス・パルマス戦、第4節エイバル戦に先発出場したが、その後の2試合やチャンピオンズリーグ初戦のユベントス戦ではベンチからも外れている。

『エスタディオ・デポルティーボ』がブラジル複数メディアからの情報として伝えたところによれば、古巣サンパウロは、ガンソの欧州での挑戦がうまくいかない場合には同選手を復帰させるという非公式な合意を取り付けているという。他にも、もうひとつの古巣であるサントスや、パルメイラス、アトレチコ・ミネイロ、フラメンゴ、コリンチャンスなど複数の名門クラブがレンタルに関心を抱いている模様だと伝えられている。

 攻撃陣の層が厚くなったセビージャにおいて、ホルヘ・サンパオリ監督は様々なシステムや選手起用を模索しており、どの選手も絶対的な存在ではない。清武も含め、選手たちは今後も厳しいポジション争いを続けていくことになりそうだ。