U-16日本代表は25日、U-16アジア選手権の準々決勝でUAE代表に1-0の勝利を収め、準決勝へ駒を進めるとともに来年のU-17W杯出場権を獲得した。FW久保建英は目標達成を喜びつつ、「まだスタートラインに立っただけ」と先を見据えている。

 グループステージを3試合連続の圧勝で勝ち上がった日本は、第3節オーストラリア戦で温存された久保ら主力が先発に復帰。久保はゴールこそなかったものの、DF瀬古歩夢による先制ゴールに繋がるコーナーキックを蹴るなど勝利に貢献した。

 ゴールの場面について振り返った久保は、「(直接)狙ったわけではなく、普通に蹴った」とコメント。「捕られたかと思って引き上げようとしたんですけど、歓声が聞こえて、見たらGKがこぼしていた。チャンスだなと思ったら、瀬古選手がしっかり決めてくれたので良かったです」と味方のゴールを喜んでいる。

 この勝利で2大会ぶりとなるU-17W杯出場権を獲得した日本だが、それも通過点でしかない。「最初の目標が達成できたので、すごくうれしいです。チーム結成からみんなそこを目指してやってきたと思うので」と久保は予選突破を喜びながらも、「まだスタートラインに立っただけ」であることを強調した。

「(W杯に)出場するということは、世界の同学年のトップレベルの選手とやれるということ。大人になった時にその人たちも絶対に上がってくると思うので、その人たちとどこまで対等に渡り合えるかというのが勝負になってくると思います」と述べ、まだ見ぬ世界のライバルたちとの対戦に思いを馳せている。

 W杯本大会は今予選と同じインドで来年8月から9月にかけて開催されるが、差し当たってはアジアを制することが次の目標となる。4強へ進んだ日本は、現地時間29日に行われる準決勝でウズベキスタンとイラクの勝者と対戦する。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)