英紙『テレグラフ』の潜入取材により、国際サッカー連盟(FIFA)などが禁止する選手の第三者保有を促進する発言が暴露されたサム・アラダイス氏は、イングランド代表監督としての今後について話し合うためロンドンへ出発した。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じている。

 ボルトンにある自宅を現地時間朝7時に出発したアラダイス氏は、ロンドンでイングランドサッカー協会(FA)のグレッグ・クラーク会長とマーティン・グレンCEOとの会談に臨む。その場で代表監督としての今後が話し合われる模様だ。

 なお、FAはアラダイス監督のスキャンダルを暴露した『テレグラフ』紙に対し、あらゆる証拠の提出を求めており、現在はそれらの到着を待っている状態とされている。クラーク会長は英紙『ガーディアン』の取材に対し「我々は決断を下す前に事実を確立しなければならない」と、証拠が揃っていない現段階での明確なコメントは避けた。

 今回イングランド代表監督の不正関与を暴いた『テレグラフ』紙は、同国サッカー界の腐敗について長期にわたって取材しており、その過程でアラダイス氏にたどり着いたと見られる。

 アジア方面の企業から派遣された代理人に扮して潜入取材した記者が隠し録りした映像や音声などが事実であれば、アラダイス監督の立場は極めて危うくなる。協会トップによる事情聴取がイングランド代表監督解任を早めるかもしれない。