ボカ・ジュニオルスに所属するアルゼンチン代表FWカルロス・テベスが今年限りでの現役引退を示唆した。『FOXスポーツ』に対して国内のサッカー環境の惨状を嘆くコメントを残し、それを英紙『デイリー・メール』などが伝えている。

 昨年ユベントスからボカに復帰したテベスだったが、戻ってみると理想と現実にギャップがあったようだ。ピッチ内だけでなくピッチ外からの過剰なプレッシャーにも悩まされている。

 今月初旬に3試合の出場停止を科されたことについて「あのペナルティはジャーナリストたちによってもたらされた。協会ではない」とメディアを非難し、怒りを露わにしている。

 テベスの不満はメディアに対してだけではない。アルゼンチン国内の無茶なスケジューリングにも苦言を呈した。

「ヨーロッパではそれぞれのチームと対戦する日を、6ヶ月先まで知っているものだ。ここでは金曜日にプレーすることを月曜日に知る」

 短期的な日程しかわからず、ヨーロッパでのプレー期間が長かったアルゼンチン代表FWは不安を抱いているようだ。先の日程がわからなければコンディショニングなどにも影響しかねない。

 そんな状況を嘆くテベスは次のように付け加え、様々な憶測を呼んでいる。

「年末にやめる可能性がある。俺はそのことについて考えている」

 これは現役引退を宣言するものなのか。過去にも早期引退を匂わせるコメントを残しながら、何度も思いとどまってきたテベス。32歳を迎え、今回ばかりはこの一言が現実になってしまうかもしれない。