アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、イングランド代表の新監督候補に挙げられることを嬉しく思うと認めながらも、現時点ではクラブでの仕事に集中していることを強調した。29日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 イングランドは現在、代表監督の不祥事による監督交代に揺れている。サム・アラダイス前監督は英紙『テレグラフ』の潜入取材によりスキャンダルを暴かれ、事実上の解任となる契約解消に追い込まれた。

 アーセナルを20年間率いてきたヴェンゲル監督は、その後任の有力な候補に挙げられている。今夏に退任したロイ・ホジソン元監督の後任候補に挙げられた際には、その時点であと1年残っていたアーセナルとの契約を全うすることを選んだが、イングランドサッカー協会(FA)はその契約満了後にヴェンゲル監督を迎えることを検討しているのだという。

 現地時間28日に行われたチャンピオンズリーグのバーゼル戦に勝利を収めた後、代表監督候補に挙げられることを嬉しく思うかどうかと質問を受けたヴェンゲル監督は、「もちろん」とコメント。その上で、「私は常にこのクラブを優先してきた。今シーズンが終わるまではここにいる。この仕事に全面的に集中している」と述べている。

 シーズンを終えてアーセナルとの契約が満了すれば、その後FAからの招聘に応じる可能性を否定していないとも言える。「私は常にアーセナルを優先している。シーズン末までにどれだけうまくやれるかを確認しなければならない」と、ヴェンゲル監督は来季以降の身の振り方についての明言は避けた。

 アラダイス前監督が去ったイングランド代表は、少なくとも年内はU-21イングランド代表監督のギャレス・サウスゲート氏が暫定的に指揮を執る。10月にはロシアワールドカップ欧州予選のマルタ戦とスロベニア戦、11月には同予選のスコットランド戦と、スペイン代表との国際親善試合が予定されている。