日本サッカー協会は29日、10月に行われるワールドカップアジア最終予選の2試合に臨む日本代表メンバーを発表した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は今回、23名のフィールドプレーヤーと3名のGKを選出。GKには、9月のUAE戦とタイ戦には招集されていなかったリーグアン・メス所属の川島永嗣が復帰を果たした。

 今夏からメスに移籍した川島は、クラブにおいて“第3GK“であることを加入時のリリースで明言されたとおり、トップチームの公式戦にはこれまで出場がなく、“2軍“でのプレーを余儀なくされている。前回の代表メンバー発表の際には、ハリルホジッチ監督は「先発出場できないのであれば3人の枠にも入ることはできない」と話し、今回も招集されている西川周作浦和レッズ)と東口順昭(ガンバ大阪)に加えて林彰洋(サガン鳥栖)を招集していた。

 前言を撤回する形での川島招集について、指揮官はメンタル面での貢献を期待するためだと述べている。今回の2試合においてチームのメンタル面の管理が重要だと捉えていることを強調し、そのためにドレッシングルーム内でチームを鼓舞し士気を高める存在として川島を招集したとのこと。「第3GKをメンタルプレーヤーとして用いるのは各国でもよくあること」と、川島がクラブと同様にバックアップ的存在となることは認めながらも、「特別な役割を与えたい」としている。

 9月のUAE戦では明らかにゴールラインを割っていた場面で得点が認められなかったが、それに対して何も言わない選手が多かったという。一方で川島は、6月のキリンカップに招集された際に同様の場面で「しっかりしゃべって全員のモチベーションを上げていた」として、「そういうところを変えたい」と川島に期待する役割を説明した。

 試合に出場していないことでコンディション面への不安もあるが、川島は「(メスの)リザーブチームでプレーして素晴らしいフィジカル状態にある」とのことだ。メスとも連絡を取り合い、スタッフを派遣した上で状態を確認し、問題がないことを判断したと述べている。

 最終予選の2試合を戦って1勝1敗で勝ち点3の日本は、10月6日にホームの埼玉でイラク代表と対戦。続いて11日にはアウェイのメルボルンでオーストラリア代表との対戦を予定している。