元ミランで現在ピサで指揮を執るジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、80歳を迎えたミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長との思い出を語った。29日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 ミランを1986年に買収し、30年間オーナーを務めて来たベルルスコーニ名誉会長が80歳を迎えた。そこで、同チームで過ごした13年間に数々のタイトル獲得に貢献したガットゥーゾ監督が同名誉会長との思い出を振り返っている。

 ガットゥーゾ監督は、「彼はいつもオレの髭について煩く言っていたけれど、ずっと最高の関係を築いていた」と口を開くと、「彼はオレのドーピングだった。練習場に着くとオレたちを集め、信じられないやる気を注いでいた」と当時を振り返った。

 ガットゥーゾ監督が今でも強く思い出に残っているのは、2003年に行われたユベントスとのチャンピオンズリーグ決勝戦の前に語った同名誉会長の話のようだ。同監督は、「あの話は決して忘れはしない。彼には信じられないほどのカリスマ性があるんだ。言葉で伝えていたけれど、その言い方も絶妙だった」とPK戦を制してミランが優勝した当時の状況を思い出している。

 さらに、「あの時のミランは完璧なマシーンだった。少し企業であり少し家族でもあった」と話を続けると、「彼は選手だけではなく人間を選んでいたんだ。これが違いを見せた」とベルルスコーニ名誉会長を称賛。

 そして、「誕生日プレゼントは健康、これに限る」と伝えると、「もし良ければオレの助監督を務めるためにピサに来てもらいたい。そうすればピッチだけではなく、素晴らしいモチベーターになれる」と最後は冗談で返している。