空位となっているイングランド代表監督の新たな候補に、元シャルケ監督のドイツ人ラルフ・ラングニック氏が浮上しているようだ。29日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

 この夏のEURO2016終了後にイングランド代表監督に就任していたサム・アラダイス氏は、英紙『テレグラフ』が“潜入取材“で暴いたスキャンダルにより事実上の解任である契約解消に追い込まれた。現在は新監督探しが進められており、メディアでは様々な候補の名前が挙げられている。

 プレミアリーグで指揮を執る監督たちなどが候補に挙がる一方で、イングランドサッカー協会(FA)はラングニック氏に就任を打診することを考えているのだという。ラングニック氏はEURO2016終了後にFAとの面接を行った新監督候補の一人でもあった。

 現役時代にはイングランドのアマチュアクラブで短期間プレーしたこともあったというラングニック氏は流暢な英語を話すとのことだが、指導者としてイングランドに縁はなく、これまでドイツとオーストリアでキャリアを歩んできた。

 ドイツ下部リーグでの指導に続いて、ブンデスリーガ1部ではシュトゥットガルト、ハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイムを指揮。2011年3月に再び監督に就任したシャルケでは、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でインテルを下して準決勝進出を果たした。内田篤人と長友佑都による、CL8強の舞台での“日本人対決“が実現したカードだった。

 健康問題でシャルケ監督を退任したあと、2012年夏にはオーストリアのレッドブル・ザルツブルクのスポーツディレクター(SD)に就任。クラブの補強を担当し、2015年1月にはセレッソ大阪からFW南野拓実を獲得した。その後ドイツ2部RBライプツィヒのSDを経て、昨年夏には監督に就任し、チームを1部昇格に導いたあと退任。再びSD業に専念している。