セビージャで輝きを取り戻しつつあるMFサミル・ナスリ。そんな彼の今の目標は「プレーする喜びを取り戻すこと」といいうものだ。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 8月31日、移籍市場の最終日ギリギリでマンチェスター・シティからセビージャに駆け込んだナスリ。シーズン開幕後の合流というハンデを乗り越えて、今やチームにとって不可欠な存在となりつつあり、清武弘嗣の前に大きな壁として立ちはだかっている。

 『beINスポーツ・フランス』のインタビューに応じたナスリは「昨シーズンは6ヶ月もの間戦列を離れた。今の目標はシンプルに健康であること、そしてセビージャで信頼を取り戻したいということだ」と答え、「毎試合、毎時間プレーしたい、サッカーが好きで、プレーがしたい。それこそが望んでいたものであり、だからセビージャを選んだ理由なんだ」と想いを語る。

 今の活躍の先にはフランス代表への復帰も見えてくるが、これには「正直あまり頭の中にないし、ある意味では戻りたくない。代表では非常に苦しんだし、特にEURO2012の後はひどかった。ものすごい批判を浴びたし、自分の家族も被害を被った」と語る。

 そして「自分は過ちも犯してきたし、そこからもう自由の身になったとは言ってはいない。2014年のワールドカップメンバーから漏れた失望は大きなものだった。あの場に立つためにピッチですべてを捧げてきていたんだ」と打ち明けている。

 ピッチ内外での言動で自らのキャリアを無駄にした経験もあるナスリ。今はセビージャでのプレーを純粋に楽しんでいるようだ。まだ29歳、この勢いでもうひと花咲かせられるか。