元クロアチア代表FWのイバン・クラスニッチ氏が、腎臓の問題により生命の危険がある状態に陥っているという。30日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。

 現在36歳のクラスニッチ氏は、ブレーメンでプレーしていた際に腎臓の病気が発覚し、2007年1月に腎移植手術を受けた。母親からの移植は拒絶反応が出て失敗に終わったが、その後の再手術で父親からの移植を受けて成功。プレー再開に向け復帰を目指すことが可能となった。

 ブレーメンで復帰を果たし、クロアチア代表にも復帰したクラスニッチ氏はEURO2008にも出場。サッカー界の歴史上初めて、腎移植から復活して主要国際大会に出場した選手となった。この大会では2ゴールを記録し、クロアチアの準々決勝進出に貢献している。

 だが、現在は再び腎臓に問題が発生し、「深刻な病状」に陥っていると報じられた。生命の危険があり、新たな腎移植のためドナーが現れるのを待っているが、クラスニッチ氏の住むドイツにおける腎移植の平均待機期間は7年間だという。同氏の古巣のひとつである現イングランド3部のボルトンは、「支援と心からの祈りを送りたい」とクラスニッチ氏の回復を願う声明を出している。

 クラスニッチ氏はブレーメンやボルトンのほか、ザンクト・パウリ、ナント、マインツでプレー。2013年にマインツでプレーしたのを最後に現役を終えた。クロアチア代表としては41試合に出場して12ゴールを記録している。