ミラン 4-3 サッスオーロ セリエA第7節】

 セリエA第7節が現地時間2日に行われ、ミランは何度も苦杯を舐めさせられてきた因縁の相手サッスオーロと対戦した。

 ミランはこれまで主力としてプレーしていたロマニョーリが負傷で欠場。左センターバックにはG・ゴメスが入る。本田圭佑はこれまで通りベンチスタートとなった。布陣もこれまでの4-3-3から4-3-1-2に変わり、スソがトップ下を務める。

 一方のサッスオーロは“ミランキラー”として知られるエースのベラルディを欠いて試合に臨む。前節からメンバーを大きく入れ替え、左サイドにオランダ人SBのレッツシャルトと18歳のガーナ人DFアジャポンが同時起用された。リッチやラグーサはベンチから出番を伺う。

 試合が動いたのは9分、デ・シリオからのパスを受けたボナベントゥーラが中央をドリブルで切り裂いて迷いなく右足一閃。ペナルティエリア手前から低くて強いボールを突き刺してミランに先制点をもたらした。

 だがその1分後、サッスオーロが同点に追いつく。ミランが最終ラインから組み立てようとした矢先、パレッタからボールを受けたアバーテがプレッシャーを受けて横パスに逃げる。するとその1本が弱くなり、ポリターノにカットされると、そのままDFとGKドンナルンマまでかわされて同点ゴールを許した。

 23分、再びサッスオーロにチャンスが訪れる。ペッレグリーニが右サイドから上げたクロスにアジャポンが頭で合わせてゴールネットを揺らす。しかし、ヘディングした後ボールが手に触れていたのを主審は見逃さず、ゴールは幻に。アジャポンにはイエローカードが提示された。

 その後はサッスオーロがリズムをつかみ、ミランはなかなか攻め手を見つけられない。26分にはペッレグリーニがGK強襲のシュートを放ち、ポリターノは相手最終ラインに絶え間なくプレッシャーをかけ続けミスを虎視眈々と狙う。左サイドではアジャポンが攻守に体を張って奮闘した。

 ミランに訪れた前半最大のチャンスは39分、右サイドを突破したスソがクロスあげると、L・アドリアーノが頭から突っ込み、こぼれ球をボナベントゥーラが狙う。これはマニャネッリ会心のブロックに阻まれ、モントリーボのシュートはバッカに当たって力なくGKコンシーリの手に収まった。

 ミランは後半開始からL・アドリアーノに代えてニアンを投入する。しかし、監督はベンチに帰ってこなかった。前半の終わり方に納得がいかず猛抗議していたモンテッラ監督はハーフタイムに退席処分となっていたようだ。

 次のゴールはあっさりと決まる。54分、サッスオーロはコーナーキックの流れからペッレグリーニがクロスをあげると、オフサイドトラップをやすやすと破ったアチェルビが古巣相手に逆転ゴールをお見舞いした。

 さらに56分、ドゥフレルとのパス交換でプレスをかいくぐってペナルティエリアに侵入したペッレグリーニがDFを華麗にかわしてGKドンナルンマの手をかすめるシュートで3点目。2分間で一気にリードを広げた。

 最悪の展開になったミランは60分にモントリーボを下げてロカテッリを送り出す。ベンチに戻る主将にはホームのサポーターからブーイングが飛んだ。

 逆転されたミランだが、後半から途中出場のニアンが幾度となく破壊力抜群の突進で相手守備陣を切り裂く。そして68分にタイミングの良い仕掛けから抜け出そうとした際、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。それをバッカがしっかりと決めてサッスオーロに1点差と迫る。

 これで勢いにのるミランは、またしても途中出場の選手が輝きを放つ。73分、コーナーキックのこぼれ球にロカテッリが走り込み、同点弾となる強烈な左足ハーフボレーをゴールの左上角に叩き込んだ。

 ミランは止まらない。77分、左からのショートコーナーでボールを受けたニアンが左足でクロスを入れると、助走をつけて飛び込んできたパレッタが力強いヘディングシュート。わずか8分間で3得点を奪って逆転した。

 逃げ切り態勢のミランは83分にバッカを下げてポーリを入れ、中盤を厚くする。これで最後の交代枠を使いきり、この試合で本田に出番が回ってくることはなくなった。

 2014年以来4度にわたって黒星を喫するなど苦手としていたサッスオーロに逆転勝利したミランは、リーグ戦4試合負けなしとなった。一時は2点差をつけながら敗れたサッスオーロは今季4敗目。ホーム全勝、アウェイ全敗という極端な流れを断ち切れなかった。

【得点者】
9分 1-0 ボナベントゥーラ(ミラン)
10分 1-1 ポリターノ(サッスオーロ)
54分 1-2 アチェルビ(サッスオーロ)
56分 1-3 ペッレグリーニ(サッスオーロ)
69分 2-3 バッカ(ミラン)
73分 3-3 ロカテッリ(ミラン)
77分 4-3 パレッタ(ミラン)