ジーコジャパン時代の親善試合

 10月6日、2018年W杯アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表。1994年W杯アジア最終予選最後の試合で日本はイラクと対戦し、終了間際に同点ゴールを許したことでW杯初出場を逃している。後に“ドーハの悲劇”として語り継がれていくことになったこの試合以降、日本はイラクを相手に全勝中だ。今回は、日本対イラクの直近5試合を振り返る。

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2004年2月12日 国立競技場

日本代表監督:ジーコ

日本 2-0イラク

得点者:柳沢敦(47分)、三都主アレサンドロ(84分)

 ジーコジャパンは国立競技場でイラク代表に2-0で勝利した。いまでは日本代表のスタメンの大半は海外組が占めているが、当時はそれほど多くなかった。イラク戦はサンプドリアでプレーしていた柳沢敦が先制点を挙げている。レッジーナの中村俊輔は途中出場だった。

ホームで辛勝したブラジルW杯最終予選第4節

2012年9月11日 埼玉スタジアム2002

日本代表監督:アルベルト・ザッケローニ

日本 1-0 イラク

得点者:前田遼一(25分)

 ザックジャパン人気絶頂期の2012年、ブラジルW杯予選で日本はイラクと8年ぶりに対戦した。6万人の声援を背に前田遼一のゴールで1-0の勝利を収めている。2004年の試合に出場していた選手たちの多くはすでに代表を去っていたが、ただ一人、遠藤保仁だけが2試合とも出場している。

 この試合までブラジルW杯アジア最終予選で2勝1分、勝ち点7でグループ首位に立っていた日本は、結果的に最下位となるイラクに思わぬ苦戦を強いられ辛勝。当時ライバルと目されていたオーストラリア代表は成績不振にあえいでおり、日本は首位の座を守った。

カタール開催となったブラジルW杯予選のラストゲーム

2013年6月11日 ドーハ(カタール)

日本代表監督:アルベルト・ザッケローニ

日本 1-0 イラク

得点者:岡崎慎司(89分)

 イラクのホーム扱いだったが、不安定な国内情勢の影響で第三国のカタールで開催された試合。キャプテンの長谷部誠を出場停止で欠いた日本は、カウンターからイラクに何度もチャンスを作られる。それでも試合終了間際、岡崎慎司が自陣からのロングカウンターで決勝点を挙げ、辛くも勝利を挙げた。

 日本はすでにW杯出場を決めており、予選最終戦をしっかりと勝利で締めくくることができた。一方、この敗戦でイラクはブラジルW杯予選敗退が決まってしまった。

アギーレ監督時代に臨んだ2015アジアカップ

2015年1月16日 ブリスベン(オーストラリア)

日本代表監督:ハビエル・アギーレ

日本 1-0 イラク

得点者:本田圭佑

 アジアカップのグループステージ第2戦、日本代表とイラク代表ともに1勝して迎えた一戦は、決勝トーナメント進出のために重要な試合となった。結果は2012年や2013年と同じく1-0で日本の勝利。本田圭佑のPKで決めた1点を守りきった。

 試合を通じて多くのチャンスを作った日本だったが、決勝ゴールを挙げた本田圭佑がシュートを度々クロスバーやポストに当てるなど追加点が遠かった。それでもグループステージ最大の山場と言われていた試合を乗り切り、決勝トーナメント進出を決めている。

準備不足の相手に完勝したハリルJ

2015年6月11日 横浜国際総合競技場

日本代表監督:ヴァイッド・ハリルホジッチ

日本 4-0 イラク

得点者:本田圭佑、槙野智章、岡崎慎司、原口元気

 アジアカップの激闘から半年、キリンチャレンジカップでイラク代表が来日した。しかしこれまでのイラクと違い、チームとしての迫力が見られない。最終スコアは4-0だった。

 ゴールを挙げたのは本田圭佑、槙野智章、岡崎慎司、原口元気の4人。イラクのアクラム・セルマン監督は試合後、敗因に長旅の疲れや主力数選手の不在、国内リーグのストップなどを挙げた。親善試合だったとはいえ、対戦国の準備不足は明らかなゲームだった。日本はこの試合で対イラク6連勝となった。