日本代表は5日、翌日のロシアW杯アジア最終予選のイラク戦に向けた練習を行った。

 ヘルタ・ベルリンで好調をキープして日本代表に合流した原口元気は、クラブとの役割の違いによってプレーの質を変えなければいけないと語った。しかし、「監督にもFWだから点をって言われるので、楽しいというか、今までやってきたようなことができるので楽しい」と日本代表でのプレーに心を躍らせている。

 一方で「点を取る」ことは原口自身が最も大きな課題と感じている部分でもあるという。「(ゴールを決めるのは)一番自信のない部分ですね」と苦笑いを浮かべる。

 それでも「今後結果を出し続けて初めて自信や実力に変わっていくと思うので、何としても決めたい」と愚直に結果を追い求める。「取れなかったら、パッとしなかったらすぐベンチに戻る立場だと思っているので、危機感しかない」と自らの言葉で自分を奮い立たせる。

 イラク戦は原口個人のプレーだけでなく、日本代表がチームとして「危機感」を持たねばならない。9月の2連戦ですでに1敗しており、もう1つも落とせない状態まで追い込まれている。

 だが、ドイツで揉まれて精神的にも成長を遂げた原口は落ち着いていた。「他の部分が上がって、そこ(決定力)だけついてきてない感じなので、続けていれば形になってくると思う。焦らずに自分の伸ばしてきた部分や、自分にやれることをやって、90分、ゴールを意識してプレーして形になってくれたらいいかな」とチームを勝たせるゴール奪取に意欲を見せた。

「相手より強い気持ちを持ってプレーできれば、どう考えても技術的にも戦術的にも負けるところはないと思う。どれだけ気持ちをプレーに乗せられるか。言葉では簡単に言いますけど、そういう簡単なことじゃない」

 繰り返し勝利への強い欲求やゴールという明確な結果の必要性を説いた原口。ヘルタ・ベルリンで培ってきたものは間違っていないと証明するための戦いに挑む。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)