【日本 2-1 イラク 2018ロシアW杯アジア最終予選】

 日本代表は6日、ロシアW杯最終予選でイラク代表と対戦し、2-1で勝利した。

 ハリルジャパンに勝利をもたらしたのは、山口蛍の一発だった。後半アディショナルタイム、FKのこぼれを右足ボレーで叩き込むと、背番号16は喜びを爆発させた。

「こぼれてくるかなと思っていたので、準備していた。もう最後やったし、思い切って振り抜こうと。それがゴールに繋がって良かった。(ふかさず)しっかり抑えられた」

 ゴールが決まると一目散にベンチへと走った。「苦しい中で個人というよりはチームで勝ち取った勝利だと思うので」と、全員で掴んだ決勝点を仲間たちと分かち合った。

 今夏、ハノーファーからJ2のセレッソ大阪に復帰。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「戻ってくることを私は評価していない」と話していた。それでも日本代表には招集し続けており、信頼していたのは確かだ。

 そして、今回のイラク戦で山口はチームを救うゴールを奪って見せた。起用に応えようという想いがあったという。

「交代のチョイスとして自分を選んでくれたことに対して、やっぱり何らかの形で応えなくちゃいけないと。ゴールという結果に繋がって、自分自身でもホッとしている」

 26歳の誕生日を自らのゴールで祝った。今後に向けて弾みがつきそうだ。

「サッカー人生で何歳までやれるか分からないけど、できるだけ長くやっていきたい中でその第一歩として、26歳の最初はいいスタートを切れたんじゃないかと」

 11日にはオーストラリア代表と対戦する。「次負けてしまったり、引き分けてしまったりすると、今日こうやって苦しんで勝ったものも無駄になってしまう」と話し、「次に切り替えてやっていきたい」と、すでにアウェイ決戦に意識を向けていた。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)