【日本 1-1 オーストラリア 2018年ロシアW杯最終予選】

 日本代表は11日、ロシアW杯アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦し、1-1の引き分けに終わった。

 約4年ぶりに1トップでプレーした本田圭佑。最前線で体を張ってボールをキープし、的確な判断で前を向くと先制点をお膳立てした。ゴールの場面については原口元気と意識を共有していたことを明かす。

「俺が持った時に元気が速く動き出しすぎる傾向があった。もう1個溜めて出したいという話をしていた。あの場面は元気もだいぶ理解して1個遅らせて出たことでオフサイドにもならずに、かつDFの重心をうまく生かして逆を取ることができた」

 前半途中に足を痛める場面もあったが、84分に交代するまで懸命にプレーした。「欲を言えば、先制点も取っていただけに勝ちたかった。でも今日のゲームプランなら、同点に追いつかれた時点で引き分けを良しとしないと」と、ドロー決着を納得しようとした。

 とはいえ、自身のパフォーマンスには「全然良くなかった」と満足していない。

「もっとできたと思う。ただ、真ん中で勝負するでも、サイドで勝負するでも、いつもぶっつけ本番感は強い。FWでやる時は特に。自分の中である程度腹をくくって、そんなに自分の特性ではないとわかっている右サイドで気張ってやってきているってところがある。別にスピードがなくても点を取れるところを証明したいとやっている中で、ぶっつけ本番でいきなりFWになったりする。サイドと求められる役割が違うので、悔しいけど50点くらいにしかならないですね」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制になってからは右サイドで出場することが多かった。その中で1トップを任されるということは、それだけ指揮官が本田の能力に信頼を寄せている証でもあるはず。自己採点は厳しいが、今後も最前線でプレーすることがあるかもしれない。その時は、今回以上のパフォーマンスを見せたいところだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)