オーストラリア代表は11日、ロシアW杯アジア最終予選で日本代表をホームに迎え1-1で引き分けた。

 元浦和レッズでオーストラリアのCBを務めたマシュー・スピラノビッチは「思っていた通りタフなゲームだった。日本はしっかりと組織化されていたし、先にゴールを奪われてフラストレーションの溜まる前半だった。後半は落ち着いて非常にいいパフォーマンスだったと思う」と試合を振り返った。

「失点は個人のミスからだった。打ちのめされたね」と語るスピラノビッチ。「前半は本当に早い時間帯のゴールで散々なものだった。日本はハッピーな気分で後半に折り返しただろうね。彼らはスペースを突いていいプレーをしていた」と最初の45分間の出来には失望している。

 それでも「後半、僕らがゴールを奪った後はより強くプレッシャーをかけられるようになった。よく追いついたと思う」と述べ、「引き分けで満足だよ」と勝ち点1の確保に安堵していた。

 オーストラリアにとっても日本相手のドローは悲観的になるほどの結果ではないと、対戦国をよく知るDFは語る。

「もちろんすべての試合で3ポイントを取りたい。だけど今日は1ポイントを得られてよかった。日本に試合開始からすぐにゴールを許して、ビッグマッチだった。同点に追いついて1ポイントを確保できてよかった」

 来月はアウェイでのタイ戦に挑む。4強2弱状態のグループBにおいて下位をさまよう相手に、今度こそ勝利を収めなければならない。スピラノビッチはW杯出場が手に届くところにある現状を楽観視している。「このミスから学び、次の試合に向けてポジティブに捉えたい。まだ順位表のトップにいるし(※その後サウジアラビアがUAEに3-0で勝利し、オーストラリアは2位に後退)、運命は僕らの手の中にある」とさらなる向上を誓って会場をあとにした。

(取材・文:舩木渉【メルボルン】)