かつてチェルシーユベントスフィオレンティーナで活躍した元ルーマニア代表のアドリアン・ムトゥ氏が、母国の名門ディナモ・ブカレストのゼネラルディレクター(GD)に就任することが決定した。12日に同クラブの公式サイトが発表している。

 今年の5月に現役を引退したムトゥ氏が、クラブ幹部として新たなキャリアを始めることになった。1998年から1年半過ごした古巣ディナモ・ブカレストの新GDに就任した同氏は、「ディナモのようなクラブでこのように重要な役職からキャリアを始められて光栄だ。クラブの信頼に応えたい」と喜びを伝えている。

 そして、クラブもムトゥ氏の幹部入りを喜んでいることを伝えた。同氏にとって初めてのキャリアとなるが、「我々は今日からアドリアン・ムトゥが我々の一員となることを嬉しく思っている。彼の国際的な経験が、国内でも欧州でも我々のクラブの新たな基準をリードするだろう」とムトゥ氏を歓迎している。

 ディナモ・ブカレストは、ムトゥ氏を欧州サッカーへデビューさせるきっかけとなったクラブだ。同氏はそこで42試合に出場して29得点を決めると、その才能の高さがビッグクラブの目に留まり1999年12月にインテルへ移籍した。

 ディナモ・ブカレストは、現在リーグ戦11試合を終えて5位につけている。同クラブは2006/2007シーズンに最後にリーグ制覇をして以来低迷が続いているが、ムトゥ氏が幹部入りすることで何かしら変化がもたされることになるかもしれない。