インテルに所属するFWマウロ・イカルディが母国アルゼンチン代表に招集されないのは、同国代表のエースであるFWリオネル・メッシらの意向によるものだという。アルゼンチン『フォックス・スポーツ』の人気番組の中で伝えられたとして、13日付のイタリア複数メディアが報じている。

 インテルの若きエースとして堂々たる活躍を続けているイカルディだが、アルゼンチン代表でプレーしたのは2013年10月の1試合のみ。今季もセリエAですでに6ゴールと好調だが、今月行われたW杯南米予選の試合でも声がかかることはなかった。

 当然ながら、アルゼンチン代表の前線には欧州主要リーグで活躍する優れたストライカーが数多く名を連ねていることがその理由のひとつではあるだろう。代表引退を撤回したメッシをはじめ、セルヒオ・アグエロやゴンサロ・イグアインらの実績ある選手たちに加え、パウロ・ディバラやアンヘル・コレアなど若い選手も台頭してきている。

 だが、イカルディが招集されない理由はそれだけではないのかもしれない。チーム内のメッシを中心とするグループが、代表選手の人選について発言権を持っており、イカルディのメンバー入りに“拒否権“を発動しているのだという。

 その原因は、イカルディの”略奪愛”にあるとみられる。イカルディは、元チームメートのマキシ・ロペスの妻だったワンダ・ナラとの不倫の末に結婚したが、その一件をメッシやその周辺の選手たちは許してはいないようだ。マキシ・ロペスはキャリア初期にバルセロナでプレーし、メッシとチームメイトでもあった。

 アルゼンチン代表はメッシの負傷欠場もあってロシアW杯南米予選で苦戦を強いられ、ここ3試合白星なし。11月にはブラジル、コロンビアと強豪相手の試合が控えている。イカルディがイタリアで活躍を続けたとすれば、エドガルド・バウサ監督はどのような決断を下すのだろうか。