13日にタイのプミポン国王が死去したことで、タイサッカー界のスケジュールにも大きな影響が及ぶことになった。タイサッカー協会が14日に発表を行っている。

 70年間にわたって在位し、タイ国民に絶大な人気を誇っていたプミポン国王は、13日に88歳で死去した。カリスマ的存在を失った国全体が深い悲しみに沈んでおり、サッカー界もその例外ではない。

 国内のサッカーは、年内の予定が全面的にキャンセルとなる。2016年シーズンのタイ・プレミアリーグは3試合を残していたが、残りの試合は開催されず、首位に立っていたムアントン・ユナイテッドの優勝とすることが発表された。首位ムアントンと2位バンコク・ユナイテッドは、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得する。

 準決勝まで進んでいたタイFAカップも、準決勝と決勝の試合が行われることはない。優勝チームに与えられるACL出場権の行方は、4強に進んでいたチョンブリ、チャイナート、スコータイ、ラーチャブリーの4チームによる抽選で決定される。国内の女子サッカー、フットサル、ビーチサッカーなども当面の活動休止となる。

 ロシアW杯のアジア最終予選に進み、日本代表と同じグループBで戦っているタイ代表も日程や試合会場を変更することになる。11月11日に予定されていたホームでのイラン代表との国際親善試合は中止が決定。同15日には最終予選でホームのオーストラリア戦が予定されているが、サッカー協会は来年9月のアウェイゲームとの日程入れ替えを要請している模様だ。入れ替えが不可能な場合、ホームゲーム扱いのままシンガポールで試合を行うことが濃厚とみられる。

 W杯予選に続いて、11月から12月にかけては東南アジア王者を決めるAFFカップへの参加も予定されている。現時点でサッカー協会から対応についての発表は行われていないが、参加辞退となる可能性もあるかもしれない。あるいは、フィリピンでの開催となるグループステージにはそのまま参加し、ホーム&アウェイとなる準決勝以降に進んだ場合にはホームゲームを中立地で開催する可能性も考えられる。