アーセナルはかつて、現レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドの獲得に迫ったことがあったが、金銭面の理由で実現に至らなかったという。当時を振り返るスカウトのコメントを、フランス『RMCスポーツ』が伝えた。

 ポルトガルのスポルティングCPでプレーしていたC・ロナウドは、18歳だった2003年にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。だがアーセナルも若き日のC・ロナウドに目をつけ、同選手をクラブ施設に招待するところまで話は進んでいたという。

「彼は2度練習場にやって来た」と、当時アーセナルでスカウトを務めていたダミアン・コモリ氏は語る。「彼にとって憧れの選手だったティエリ(・アンリ)にも会った。だが移籍の話になった時、我々には金がなかったんだ」

「数ヶ月後に、マンチェスター・ユナイテッドはスポルティングと提携関係を結び、リスボンで試合をした」とコモリ氏は振り返っている。その試合で活躍を見せたC・ロナウドは、ユナイテッドを率いていた名将サー・アレックス・ファーガソン監督の誘いを受けることになった。

 ユナイテッドは結局、1224万ポンド(当時約24億円)でC・ロナウドを獲得した。アーセナルにとっては支払えない金額だと判断されたようだが、その後の活躍は周知の通り。アーセン・ヴェンゲル監督も以前に、C・ロナウドの獲得を逃したことは自身の監督キャリアで「最大の後悔」だと認めていた。