結局のところ、彼らは運転したいのか、それともしたくないのか。

これまで複数の調査では、インターネット、ソーシャルメディア、カーシェアリングや公共交通機関が、車で移動したい若者たちのニーズを補っている(そのため彼らは運転免許証を必要としない)という傾向が示唆されてきた。だが先日実施された2つの調査によれば、いわゆるミレニアル世代は結局のところ、車が大好きなようだ。

信用情報の照会サービスを提供するウェブサイト、クレジット・カルマ(CreditKarma.com)が実施した調査によれば、実際にミレニアル世代の78%が車を所有しており、12%は所有したいと考えている。回答者の過半数(55%)は、22歳になるまでに最初の車を購入していると答えており、車を所有する計画は全くないという人は8%に満たなかった。

また金融系ウェブサイトのナードウォレット(NerdWallet.com)がまとめたデータによれば、車を所有しているミレニアル世代の84%が「運転は楽しい」と言い、このうち48%は、強くそう思っているという。また、75%は今後5年以内にまた車を買う計画で、今の車を購入して後悔していると答えた人はわずか12%だった。

だが一方で、同調査で「車を所有するのは面倒だ」と認めたミレニアル世代は43%にのぼった。45歳以上のドライバーで同様に答えたのはわずか28%だ。

また、運転免許を取得したミレニアル世代を対象に実施した調査では、64%が車の維持にかかる費用を知って驚いたと回答。68%は保険の掛け金(保険料)を知って衝撃を受けたと回答した。もしかしたら自動車学校のカリキュラムに「車の所有に関する基礎知識」を加える必要があるかもしれない。

ちなみに、10代の青年を除けば、ミレニアル世代はどの人口グループよりも自動車の保険料率が高い。たとえばナードウォレットによれば、26歳男性の場合は40歳男性よりも保険料が平均で15%高いのだ。

もちろんこれらのデータは全て、かつてはミレニアル世代が丸ごと”運転離れ”してしまうのではと懸念していた自動車メーカーにとって朗報だ。だが各メーカーにとって、ミレニアル世代のドライバーを対象にした今回の2つの調査の中で最も嬉しい発見は、クレジット・カルマの調査報告の中にあるかもしれない。

同調査は、米主要都市でカーシェアリングやライドシェアリングのサービスが急速に成長しているものの、都市部で暮らすミレニアル世代が運転や車の所有に対して抱いている関心の度合は、郊外で暮らすミレニアル世代よりもわずかに低い(5%)だけだと指摘している。

つまり結局のところ、若者だって「運転したい」のだ。

Jim Gorzelany