近年は様々なテクノロジー企業がロボット技術関連の特許を取得しているが、ハイテクよりも安売りで勝負してきた企業らも、この分野への進出を開始した。

米小売大手ウォルマートは先月、店舗内で使用する「ロボットカート」の特許を米国特許商標庁から取得した。ポピュラーサイエンス誌のリポートによると、このロボットカートは店内での買い物をより便利なものにするという。

今年3月に提出された特許申請書類によると、このカートは自動操縦機能を備え、使用後は自動運転で保管ヤードに帰還する。これにより、カート関連の業務に関わる従業員の作業を簡素化し、よりハイレベルな顧客サービスを実現する。

ロボットカートの導入により、使用済みのカートが通路に放置される事態を防ぎ、その事が結果的に店内での盗難発生件数を減らすことにもつながるという。ポピュラーサイエンス誌はまた、ウォルマートが店内の各所にセンサーを設置し、店内を巡回するロボットカートと通信させることで、店内の状況を把握すると述べている。

センサーが商品の流れを把握することで、在庫管理に役立てるほか、顧客の購入動向をもとに商品リコンメンドを行なうことも可能になるという。オンラインショッピングでのリコメンドとは違い、ロボットカートが把握するのは顧客のリアルな購買情報に限定される。

しかし、ロボットを用いたショッピングを可能にすることは、少しでも他の量販チェーン店と差別化を図りたいウォルマートにとっては、大きなメリットになるはずだ。

Janet Burns