今季のBクラスが確定している阪神は、ここまで59勝76敗3分けで5位に甘んじている。残り5試合、奮起したいところだ。

 一方で球団が主催した今季の試合の観客動員数が、昨季を上回る勢いにある。昨季は72試合で約287万人を動員したが、今季は1試合少ない71試合で290万人に達する見込みだ。

 金本監督を迎え“超変革”をスローガンに掲げた今季、球団では観客動員300万人を目標に設定したが、チームの負けが込んで達成は厳しい状況になっている。それでも昨季超えは確実で球団幹部は「チームとしては発展途上の段階ですが、ファンの方に一定の評価をしていただいているとみています」と話す。

 だが24、25日にナゴヤドームで行われる最下位・中日との“直接対決”などで敗れ、最下位となれば喜んではいられない。金本監督は北條や原口、新人・高山ら若手を育成した手腕を評価されているが、球団フロントは「最下位なら評価が一気に吹き飛ぶ可能性がある。絶対に回避しないと」と危惧する。

 現在のチーム成績は、例年なら批判されてもおかしくない内容だが、育成手腕の評価で相殺されている状況だ。それだけにどん尻は避けたいところだ。 (山戸英州)