4回に2本塁打浴びるなど今季ワースト6失点、重要な一戦落としてPO進出が遠のく…

 マリナーズの岩隈久志投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのブルージェイズ戦に登板し、4回途中8安打6失点(自責5)の乱調で12敗目(16勝)を喫した。2点リードの4回に味方の失策から崩れ、2本塁打を浴びるなど6連打を許してKO。日本人単独2位となるシーズン17勝を挙げることはできなかった。
プレーオフ進出争いでトップにつける相手との重要な試合で今季の先発ローテを支えてきた大黒柱が乱調に終わり、マリナーズも厳しい状況に追い込まれた。

 14日(同15日)のエンゼルス戦で自己最多の16勝目を挙げた岩隈。この試合も初回を3者凡退に抑えると、2回は1死からマーティンを四球で歩かせながら、続くトゥロウィツキーは遊ゴロ併殺打。2イニング連続で3人で攻撃を終わらせる上々のスタートを切った。

 3回は1死からピラーにライト前ヒットを許す。打ち取った当たりがポトリと落ちる不運なヒットだった。続くカレーラにはレフト前に運ばれて、一、二塁とされる。それでも、トラビスは空振り三振。昨季MVPのドナルドソンは、追い込んでから低めへの変化球がボールと判定され、フルカウントとなったものの、最後は内角低めに完璧にコントロールした速球で見逃し三振に仕留めた。

 その裏、マリナーズはオマリーとへレディアがヒットで出塁し、ダブルスチールを決めて1死二、三塁のチャンスを作る。グティエレスは三振に倒れたが、カノが三塁打を放ち、2点を先制。岩隈にとって大きな援護点が入った。

 しかし、直後の4回にまさかの展開が待っていた。岩隈は1死で強打者バティスタを2球で捕邪飛に打ち取ったが、アイアネッタが落球。ここで流れが変わった。バティスタには9球粘られてライト前ヒットを許すと、マーティンには真ん中付近に甘く入ったスライダーをレフトスタンドに運ばれ、同点とされた。

 さらに、トゥロウィツキーのレフト前ヒットの後、今度はソーンダースにライトスタンドへの2ランを浴び、一気に逆転を許す。ブルージェイズ打線は手を緩めず、ピラーがレフト線への二塁打、カレーラはライト前タイムリー。これが5失点目となった岩隈は、6連打を浴びてKOとなった。

 マリナーズはその後、2番手のビンセントもタイムリーを浴び、岩隈の失点は今季ワーストの「6」に。ブルージェイズの攻撃が続き、マリナーズは一挙8失点。約40分に渡る猛攻で、試合は決まった。6回はドナルドソン、8回にはエンカーナシオンにもソロも許し、マリナーズは2-9で大敗した。

 プレーオフ進出圏内まで、試合前の時点で2.5ゲーム差につけていたマリナーズ。ワイルドカード争いでトップのブルージェイズと重要な3連戦を迎えていたが、初戦に続いて敗戦。あまりにも痛い連敗となった。

 岩隈は72球を投げてストライクは48球。防御率は4.04と、3試合ぶりの4点台まで悪化した。