防御率はリーグトップ、米メディアがサイ・ヤング賞候補の4番手に推す

 ヤンキースは18日(日本時間19日)までのレッドソックスで痛恨の4連敗を喫し、プレーオフ(PO)出場へ向けて厳しい状況に追い込まれた。しかし、真のエースとしてチームを牽引してきた田中将大投手に対する評価は高く、今季のサイ・ヤング賞に推す声もまだ根強くある。米CBSスポーツ(電子版)の特集では、田中を候補の第4位に挙げている。

 ランキングは、1位が17勝9敗、防御率3.13のコリー・クルーバー(インディアンス)、2位が16勝8敗、防御率3.03のクリス・セール(ホワイトソックス)、3位が21勝4敗、防御率3.08のリック・ポーセロ(レッドソックス)となっている。

 これに続く田中は現在、13勝4敗、防御率2.97。打者有利とされるヤンキースタジアムを本拠地とし、伝統的に打撃のいいチームが揃うア・リーグ東地区で戦いながらも、リーグ唯一の防御率2点台を叩き出している。さらに、投球回数は193回2/3と大台の200イニング到達が目前で、代替可能選手と比較してどれだけ勝利数を上積みしたかを表すセイバーメトリクスの指標WAR(Wins Above Replacement)は、この特集で“本命”に推されているクルーバー(6.4)に次ぐ2位の5.6だ。

「ヤンキースは田中の活躍によってPO進出争いに絡むことができた」

「トレード期限後の初登板で、6回7失点を喫してしまった田中。それ以降の8先発では11失点しか許していない。さらに、彼は被安打と四球の合計に対して、それに1個少ない奪三振を奪っている」

 記事の寸評では、田中が見せてきた質の高い投球内容をこのように評価。8月2日のメッツ戦で6回1/3を8安打7失点(自責6)と打ち込まれた田中だが、その後の8試合では2試合の無失点投球を含む11失点のみ。その間の防御率は1.86という安定感抜群だ。さらに、被安打と四球の合計が49であるのに対して、48個の三振を奪っている。

 寸評ではさらに「結果として、田中はア・リーグのWARランキングで2位に浮上し、その間で6勝負けなしという結果になっている。ヤンキースはポストシーズンに進出することができないだろうが、田中の活躍によってPO進出争いに絡むことができた」と、エースとしての働きを称えている。

 ランキングでは、田中に次ぐ5位は14勝8敗、防御率3.22のジャスティン・バーランダー(タイガース)、6位は12勝11敗、防御率3.26のホセ・キンタナ(ホワイトソックス)と続いている。

 田中の次回登板は21日(同22日)のレイズ戦。最大であと3試合の登板が可能だ。このリストの上位3人が有力とされる中、どれだけのインパクトを残せるだろうか。