地元メディアが分析、ダルビッシュの復帰でチームは「ダブルエースに」

 レンジャーズがア・リーグ西地区を制覇した。5月29日から首位を快走したチームには、ポストシーズンでの躍進が期待されるが、地元メディア「FOXスポーツ」(電子版)はレンジャーズが悲願のワールドシリーズ制覇を成し遂げられる「5つの理由」を特集。その筆頭に24日(日本時間25日)の敵地アスレチックス戦で7回2安打無失点と好投し、6勝目(5敗)を挙げたダルビッシュ有投手が登場している。

 レンジャーズは昨季、地区優勝を果たしながらも地区シリーズでブルージェイズに敗れた。だが、特集では今季こそワールドシリーズ初優勝を果たせるという理由の筆頭で、「ダルビッシュ有がチームにダブルエースをもたらす」と分析している。

 ダルビッシュは昨季のポストシーズンでトミー・ジョン手術後のリハビリ中だった。「しかし、彼は戻って来た。故障前のエースのような数字(9回あたり11.4三振)を叩き出している」。記事では、このように指摘。ダルビッシュは今季16試合に先発し、防御率は3.53。120三振を奪っている。

 復活を果たした右腕と左腕コール・ハメルズの先発コンビは、ポストシーズンでレンジャーズの強力な武器になるという。

ダルビッシュとハメルズは「圧倒的なワンツーパンチ」

「昨年の地区シリーズで2試合に先発し、金曜日(23日)に地区優勝を決めた一戦では今季終盤の不振から立ち直ったと思えるコール・ハメルズと、彼(ダルビッシュ)とでペアを組ませれば、テキサスは圧倒的なワンツーパンチを手にすることになる。コルビー・ルイスも長期離脱からついに復帰した。デレク・ホランドも健康だ。今季ずっと故障の影響で苦しんでいた先発ローテーションが突如強みとなるだろう」

 記事では、今季31試合に先発し、15勝5敗で防御率3.30と活躍する左腕ハメルズとダルビッシュの存在を「圧倒的」と評価。元広島のルイスも右広背筋を痛めて離脱していたが、すでに復活しており、先発陣の復調はレンジャーズにとって大きなプラス材料となっている。

 レンジャーズがワールドシリーズを制覇する2つ目の理由は「ルーグネッド・オドール内野手のMVP級の活躍」、3番目はブルワーズとのトレードで「ジョナサン・ルクロイ捕手が加入した効果」、4番目はチームリーダーのエイドリアン・ベルトレ内野手と今季ヤンキースからトレードで獲得したカルロス・ベルトラン外野手の「ベテランコンビの健在ぶり」と続き、5番目には「得点力と接戦での強さ」となっている。

 記事では、レンジャーズがここまでの1試合平均得点が4.77でメジャー6位を誇り、1点差の試合では36勝11敗と圧倒的な勝負強さで47試合で逆転勝利を挙げている点にも言及。「彼らはポストシーズンのために作られた」と高く評価している。

 ダルビッシュは1961年創設の球団の悲願であるワールドシリーズ制覇に貢献できるだろうか。