右前腕の張りからキャッチボール実施、最終登板へ「意欲」

 ヤンキースの田中将大投手が10月1日(日本時間同2日)のオリオールズ戦で登板することが暫定的に決まったと球団公式サイトが伝えている。

 田中は21日(日本時間22日)のレイズ戦で自己最多となる14勝目をマーク。しかし、その後、右前腕部の張りのために登板を回避していた。「タナカは今シーズン最後の登板に意欲的」と題された記事によると、右腕は27日(日本時間28日)に約18メートルの距離から25球のキャッチボールを実施。「チームが置かれている状況がどうあれ、マウンドに立ちたいんです」と話し、ヤンキースのプレーオフ進出の状況と関係なく、最終登板へ臨む意欲を見せたという。

 また、記事によると、キャッシュマンGMは「我々が気にすべきはタナカの身体だ」とし、「彼の健康面を確かめるのが最も重要だ。いい方向に向かっていると思うよ」と回復具合に前向きなコメントを残している。

 田中は今季ここまで31試合に先発登板し、14勝4敗、防御率3.07。26日(同27日)時点ではア・リーグ防御率1位を守っていたが、27日(同28日)のオリオールズ戦で6回1失点と好投したブルージェイズのアーロン・サンチェスが3.06となり、トップに躍り出た。田中は日本人初の最優秀防御率のタイトルがかかっているだけでなく、自身初のシーズン200投球回まで残り0回1/3と迫っている。

 シーズンを通して投げ抜くことに意欲を燃やしているという田中。一方、地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版は右腕がこの日、チームドクターの診察によりキャッチボール再開の許可を得たことを伝えつつ、球団サイドが田中の最終登板を決めかねている様子をレポートしている。

 果たして田中は残り1試合に登板し、防御率タイトルの偉業と200投球回を成し遂げるのか。球団の判断が注目される。