上原復帰後の9月は「最大の弱点」救援陣が、30球団2位の防御率に!

 日本より一足早く、4日(日本時間5日)、メジャーのプレーオフが開幕した。一戦限りの勝負となるワイルドカードゲームでは、手に汗握る接戦の末にブルージェイズがオリオールズを延長11回の末、エンカーナシオンの劇的なサヨナラ3ランで下し、地区シリーズへとコマを進めた。これに先駆け、米スポーツサイト「SI.com」では、プレーオフ進出を果たした両リーグ10チームのパワーランキングを掲載し、各チームのキープレーヤーを1人ピックアップ。記事では、ア・リーグ東地区で優勝したレッドソックスの“カギ”として、上原浩治の名前を挙げている。

 今季の上原は、前半と後半でまったく別人のような成績を残した。記事でも指摘する通り、7月に右胸筋を痛めて戦列を離れるまでは防御率4.50、合計36イニングで8被弾していた。今季の復帰が危ぶまれたが、9月上旬に無事に戦列に戻ると、12イニングを無失点、さらには12奪三振、背負った走者は8人だけという、ほぼ完璧なピッチングを披露し続けている。

 開幕前は期待された救援陣だが、今季から加入の守護神キンブレルや上原を怪我で欠いたり、安定したパフォーマンスを続けられる投手がいなかったり、「シーズンの大半は、チーム最大の弱点」とされてきた。だが、米データサイト「ファングラフス」によれば、上原が復帰した9月3日以降は、レッドソックス救援陣は30球団で2位の防御率1.86を記録。チームの総合力が増し、「ア・リーグ優勝の最有力候補になったことに異論はないはず」と指摘している。

 ダルビッシュ有の所属するレンジャーズではエルビス・アンドラス内野手、前田健太の所属するドジャースではコーリー・シーガー内野手がキープレーヤーとして名が挙がる中、上原は2013年プレーオフで見せたような圧倒的パフォーマンスでチームを世界一に牽引できるのだろうか。注目だ。