8月下旬に6試合10失点、地元紙「チームのお気に入りではなくなった…」

 6日(日本時間7日)から始まる地区シリーズでインディアンス(中地区1位)と対戦するレッドソックス(東地区1位)。今季限りの引退を発表している“ビッグパピ”ことデービッド・オルティスを、2013年以来となる世界一のタイトルと共に送り出すため、気合十分で敵地クリーブランドに乗り込んだ。

 2013年のワールドシリーズ優勝時、守護神・上原浩治と共にセットアッパーとして素晴らしい働きをしたのが田澤純一だった。この年のプレーオフでは、13試合に登板し、7回1/3を投げて打者26人と対戦。6安打6奪三振1四球で、わずか1失点(自責1)という活躍で世界一に大きく貢献した。だが、地元紙「ボストン・ヘラルド」電子版によれば、今季のプレーオフで田澤はロースター入りしない可能性があるという。さらには「レッドソックスでの最後のボールは投げ終えてしまったかもしれない」と指摘し、フリーエージェント(FA)となる今オフに再契約を結ばない可能性を示唆した。

 2009年にレッドソックス入りした田澤は、生え抜きとしては、二塁手ペドロイア、先発バックホルツに次いでチーム3番目の古参選手。今オフには初めてFAになる予定だ。2013年以降は3シーズン連続で投球回が58イニングを超えるなど、ブルペンの重要な柱としてチームを支えた。快調なスタートを切った今季は、5月下旬から不調が続き、7月に右肩の張りで故障者リスト(DL)入り。DLから復帰直後は好調だったが、「8月下旬に6試合の登板で自責点10点を記録し、チームのお気に入りではなくなってしまった」と、記事は指摘している。

POロースター入りについて田澤は「まったく考えないようにしています」

 プレーオフでは、先発投手が5人必要ないため、25人のロースター編成がレギュラーシーズンとは変わってくる。記事では、レッドソックスは投手を11人にするのか12人にするのか不確定だとしているが、「救援陣の7人はほぼ確定:キンブレル、ウエハラ、ジーグラー、ロス、ケリー、バーンズ、ポメランツ。救援を8人にするかは不明」とし、“お気に入りではなくなった”田澤の名前は挙がっていない。

 記事によれば、プレーオフのロースターを外れる可能性について、田澤自身は「それはまったく考えないようにしています。自分が決められることではない。決めるのはチームですから。体の調子はいいです。もちろん、そんなに投げてないですし、状態はいいです」と通訳を介して話したそうだ。また、アップダウンの激しかった今季のパフォーマンスについても「自分が望んでいたほどチームに貢献することができなかったと思います」と、責任を感じているようだったという。

 プレーオフのロースター入りはもちろんだが、FAとなる今オフにレッドソックスに残るのか否か。田澤の今後が気になるところだ。