いよいよCSファーストステージ開幕、パ監督&主将が強い意気込み

 8日からヤフオクドームで始まる「日本通運 クライマックス パ」ファーストステージを前に、両チームの監督とキャプテンが出席しての共同会見が行われた。西武の現役時代には、バッテリーとして黄金時代を支えてきた両監督は「どちらが勝ってもファンのみなさんに『いい試合だった』『楽しめた』と言っていただけるように」と、互いに健闘を誓い合った。まずは、両監督のコメントから紹介しよう。

ソフトバンク 工藤公康監督

「監督2年目だがファーストステージを戦うのは初めて。日本シリーズと変わらないくらい緊張している。選手たちはシーズンで素晴らしい戦いをしてくれたが、それ以上に日本ハムさんが強かった。ボクは何よりも選手を信頼し、そして熱く戦ってくれると信じている。柳田くんも帰ってきてくれたし、今宮くんも試合には出られそう。ベストメンバーで戦えることは心強い。今シーズンも、選手たちは明るく元気に戦ってこられたと思うので、ファイナルステージでも素晴らしい戦いを見せたい。そして、できれば勝ってファイナルステージに進みたい。

 初戦の先発は千賀でいく。シーズン中と変わらず、彼が持っているものをそのまま出してくれたらいい。キーになるのは、やはりクリーンナップ。ロッテの涌井投手、石川投手にはシーズン中も苦戦しているので、1点でも早く取ることが大事になる。絶対に勝つという強い気持ちを持って、みんなで声を出して、熱く、ひとつになって戦っていきたい」

ロッテ 伊東勤監督

「うちのチームは3位で通過した。失うものは何もないのでチャレンジャー精神で向かっていくだけ。チームとしては、終盤に疲れも見えてモチベーションが上がらないところがあったが、ここにきて故障者も戻ってきて状態も良くなってきた。シーズン中と同じ平常心というわけにはいかないし、シーズン中と同じような気持ちでソフトバンクさんに挑んでも歯が立たないと思うので、明日からの戦いは選手個々の気持ちの強さが重要になってくる。ボクがあまり空回りしないように、選手がリラックスできる環境を作っていきたい。

 シーズンでは水をあけられたが、超短期決戦なので何が起こるかわからない。いい流れを先に握れるようにしたい。初戦の先発は涌井。シーズンではゲームの序盤に失点するケースがあったが、経験値を買った。いい投球をしてくれることを望んでいる。キーになるのは、デスパイネ、ナバーロの両外国人。シーズン中とは違う集中力を見せて、チームをけん引してほしい」

SB内川「気持ちと結果が噛み合うように」、ロッテ鈴木「ロッテらしさを前面にだして」

 続いて、キャプテンであるソフトバンクの内川聖一、ロッテの鈴木大地のコメントを紹介する。

ソフトバンク内川聖一

「ここまできたら2位も3位も関係ない。お互いに負けたら終わりという戦いになるので、特別な試合になると思う。“さあ、やろう”という気持ち、“がんばろう”という気持ちは当然出てくると思うが、その気持ちと結果が噛み合うように、チーム全員でロッテさんに向かっていきたい。今は期待も緊張も不安もある。いろんな気持ちが入り混じって複雑な心境だが、明日のプレイボールの声がかかるまでに、気持ちの面も体の面も含めて100%の状態で臨めるように今日1日を過ごしたい」

ロッテ鈴木大地

「ボクたちは挑戦者の立場。気持ちの上でもロッテらしさを前面に出してやりたい。ギリギリまでシーズンを戦って、福岡に入ってきて実感がわいてきた。ソフトバンクさんにはシーズン中もやられているが、短期決戦なのでそれを意識しないように戦いたい。勝たないと終わりという戦い。千葉で応援してくれる人たちもたくさんいるので、そういう人たちの思いも込めて戦っていきたい」

 ソフトバンクのアドバンテージは地元開催という条件だけのガチンコ勝負。ここに来て打の役者が揃ったソフトバンクか、ファーストステージ無敗のロッテか。札幌行きの切符は1チーム分だけだ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura