記録樹立のオンパレードだった2016年終了直後に契約延長発表

 メジャー通算3000本安打、メジャー通算500盗塁、日米通算4300安打など、2016年シーズンに数々の金字塔を打ち立てたマーリンズのイチロー外野手。シーズン終了直後には、2017年の契約延長、さらに2018年の契約オプションが追加されたことも発表された。50歳まで現役計画を掲げるイチローが、今後も次々と新たな記録を作っていくことは確実だが、米スポーツ専門サイト「SBネーション」では特集記事を組み、背番号51が今後到達し得るであろう金字塔を紹介している。

 まずは、来季開幕を迎えた時点で自動的に到達するのが、「マーリンズの球団史上最年長出場選手」になることだという。これまでの最年長記録は、ティム・レインズ(2002年)の43歳と13日。イチローは今月22日に43歳の誕生日を迎えるため、来年の開幕戦を迎える4月3日には43歳と164日となる。開幕以降は試合に出場するたびに、記録が更新され続けることになる。

 今季は第4の外野手として働いたイチローは、打率.291、出塁率.354という記録も残し、米データサイト「ファングラフス」が試算するWAR(選手の勝利に対する貢献度を示す指標)は1.4で、平均を上回った。今季22打点を挙げたことで、メジャー通算760打点を記録。この数字は「松井秀喜と並んでアジア出身野手最多」で、来季1打点でも加われば、これまた新記録達成となる。記事では、イチローが主に1番打者を任されてきた事実に触れ、「1番打者は打点を記録するのが難しい。松井に追いついたことは、長く素晴らしいキャリアを送っている証だ」と称賛している。

積み重なる安打&打点記録と“最年長”記録

 イチローは怪我が少ないことでも知られるが、マーリンズに移籍後の2シーズンで296試合に出場。これはマーリンズ野手の中でもトップの数字だという。40歳の誕生日を迎えてからの出場試合数は、すでに439試合に達しているが、長いメジャーの歴史を紐解いても、イチローより多くの試合に出場しているのは、わずか12人だそうだ。気になる史上1位は、ピート・ローズで728試合。記事では、現在のペースで出場を続ければ「2018年までに射程圏」と予想している。

 もちろん、順調に出場を続け、今まで通りの活躍をすれば「メジャー通算安打数」も加算されていく。今季終了時点で、歴代24位のメジャー通算3030安打。歴代23位のロッド・カルーまで23本に迫っている。記事では、もしイチローが2017-18年も2015-16年と同じだけ安打を打てれば、歴代14位のカル・リプケンJr.の3184本を超えるという。

 そして、実は不名誉な記録も1つある。それが「ワールドシリーズ未経験者のメジャー出場試合数ランキング」に名前が載っていることだ。イチローは現在6位の2500試合で、来季中にはアンドレ・ドーソン(2627試合)を超えて、単独3位となる予定。こればかりは自分の成績だけでは変えられないが、1年でも早く終わらせたい記録だろう。

 1つ1つのプレーが記録につながる“生きるレジェンド”イチロー。来季以降もさまざまな金字塔が打ち立てられることになりそうだ。