エリアンに痛恨の先制2ラン「防げるところは防がないと」

 広島の黒田博樹が、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦のDeNA戦に先発し、5回3失点で負け投手となった。レギュラーシーズン終了時から、休養十分での登板となったが、リーグ優勝決定試合に続いて勝ち投手にはなれず、「結果が全て」と厳しい表情だった。

 3回まで被安打2、1四球で無失点と上々の立ち上がりだったが、4回に2死を取った後、倉本の安打からエリアンに一発を浴びて2点を先制された。

「立ち上がりは悪くなかった」という黒田だが、エリアンの一発は「インサイドのツーシームを投げようと思ったが、甘く入ってしまった。何が起こるかわからないのが野球だけど、防げるところは防がないといけない。あそこでホームランを打たれてはいけない。これが今の実力です」と、失投を反省した。

 長いシーズンが終わり、ポストシーズンに入り、コンディション面は万全ではない。黒田は「自分がやりたいことができない歯がゆさはある。その中でなんとかやらないといけない」と話したが、「結果的には、こういう結果だったので、悪かったというしかない」と肩を落とした。

 それでも「まだひとつ負けただけ。そう簡単に3つも続けて勝てるものではない」と前を向き、「明日から、また切り替えてやりたい」と、気持ちは次の試合に向いていた。

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo