ア・リーグ優勝決定Sは敵地で連敗スタート「状況の影響で…」

 インディアンス(中地区1位)とブルージェイズ(ワイルドカード)によるア・リーグ優勝決定シリーズは、2戦を終えてインディアンスの2勝無敗となっている。初戦はクルーバー、2戦目はトムリンと先発コンビが好投。さらに、救援陣はショー、ミラー、アレンの“勝利の方程式”が圧倒的な存在感を示し、重量ブルージェイズ打線を2試合合わせて10安打1失点に抑え込んでいる。そんな中、ブルージェイズ主砲バティスタの発言を巡り、インディアンスと場外バトルが繰り広げられた。米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトが伝えている。

 ワイルドカードゲームは5得点、地区シリーズは3試合で22得点と、強打で勝ち上がってきたブルージェイズ打線だが、今シリーズは沈黙。突如襲った“不調”に苛立ちを隠せないバティスタは、敵地で行われた第1、2戦の球審の判定に不服であるとうかがわせる発言をしたという。

「(球審は)試合のビデオを見直して、一体何球がホームプレートの上を通ったか数えてみるべきだ。そんなに多くはない。(インディアンス本拠地開催という)状況の影響で、そういうことができるんだ」

 漠然とした発言だが、これは意図して明確な発言はしていない。それというのも、メジャーでは選手が審判の判定について公然と不服を申し立てることは禁じられており、場合によっては罰金を科せられる。漠然とした表現を使いながら、球審の判定がインディアンス贔屓だったことを臭わせ、「自分は別に(判定について)何か言っているわけじゃない。だって、それはできないから」と、漠然とした内容である“理由”を説明。さらに、報道陣に対して「それ(不公平な判定を指摘すること)は君たちの仕事。でも、君たちもあまり話題にはしたがらないんだよね」とチクリと刺したそうだ。

 これに反応したのが、インディアンスの公式ツイッターだ。圧倒的な強さを見せたクルーバー、トムリン、アレン、ミラーの4投手の写真と共に、バティスタの発言の中にある「circumstances(状況)」という単語を“引用”してツイート。ブルージェイズ打線が得点できなかったのは、球審がインディアンス贔屓の判定をしたのではなく、インディアンス投手陣の実力だったと反撃した。

 17日(日本時間18日)の第3戦から、戦いの舞台はブルージェイズの本拠地トロントに移る。もし第2戦までと同じ結果に終わったら、バティスタの発言は単なる泣き言になってしまう。“地の利”を手に入れたブルージェイズ打線は息を吹き返すことができるのか。意地の見せ所だ。