先日幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて、Alienwareの製品管理担当ディレクターのジョー・オルムステッド氏とビジネス&コンシューマー営業の白土智志氏にインタビューを行いました。未だ日本で発売されていないSteam Machineや、存在感を増すゲーミングPCなど全体的なPCゲームに感する疑問点を聞いた内容となっています。

ジョー・オルムステッド氏
――日本におけるAlienwareの活動を改めて教えてください

オルムステッド氏: 10年前にデルがAlienwareを買収していますが、日本での展開に関しては7年前にAlienwareブランドとして開発した新製品を披露するのが東京ゲームショウが一番良い契機であろうと私達は思いました。これは欧米以外の市場拡大を続けていくという意味も含まれます。その当時から日本は大事な市場であり続けており、現在の売上レベルでも世界で4番目となっています。

――Alienware Alpha新モデルの日本発売は考えていますか?

オルムステッド氏: Alienware Alphaの新モデルは2016年6月に海外発売しています。最新モデルは、Skylake世代のCPUとGTX 900シリーズのGPUを搭載したものです。現時点では、製造工場がある北米と中国地域のみで展開されていますが、今後は日本での発売も予定しています。

――Alienwareの「Alienware Steam Machine」を日本で発売する予定はあるのでしょうか?

オルムステッド氏: ValveからSteamコントローラーが発売されている地域の市場では、Steam Machineを利用できるようになっています。そのため、Valveが日本でSteamコントローラーを正式にリリースするようであれば、もちろんSteam Machineも日本で展開することが可能になります。


――Alienwareが日本でのPCゲーム普及に向けた活動などありましたら教えてください

オルムステッド氏: ゲーム業界は、世界的な盛り上がりを見せているなか日本でも上向きとなっており、私達も日本市場にコミットしていくつもりで日本語のキーボードやOSなどを開発する日本の専任チームも設けています。Alienwareのストアは33店舗展開しており、そういったところを通じてゲーム業界発展へと通じていく予定です。

――日本においてゲーミングPCの売上が伸びているという話を聞いたことがあるのですが、それを実感出来る出来事があれば教えてください。

オルムステッド氏: 実際、私達の日本での売上を見てみますと、前年比でも衰えを見せず年々伸びているという状況です。それが一つゲーミングPCが伸びているということを証明になると共に、NVIDIAのGTX 1000シリーズを搭載した事によって今の成長に加速が掛かるのではないかと思います。さらにVRで確実に市場での存在感が増すことを確信していますし、会場でもVR関連のものを3つ設置しています。さらにグローバルでも伸びていることは周知の事実です。そういったことを考えると高性能なGPUやVRの追い風を受けて、ゲーミングPCが伸びてくるのは間違いないと思います。

――Alienwareにおける日本でのe-Sportsへの取り組みを教えてください

オルムステッド氏: 結論から言ってしまうとe-Sportsについて何か出来ないかというものは、結構前から進めようとしています。残念ながら日本でのe-Sports展開については海外に比べて早いものではなく、『League of Legends』のユーザーにしてもそこまで多くはないので、我々としてもe-Sports協会やチームと組むことについて考えています。恐らく、今年もしくは来年に大きな動きがあると思うので、そういったところにスポンサーシップやチームとして出場してもらうという仕掛けを出来ないかと検討しています。


――「Alienware Alpha」などAlienwareの製品における特徴的なデザインはどのように設計されているのでしょうか?

オルムステッド氏: 簡単に言いますと、Alienware Alphaは妻に文句を言われずリビングルームに「ちゃんと置いてもいいよ」と言える物を目指したというものがあります。カッコよく最小限の装備で、ライトも派手派手しくなくリビングルームに置いても馴染みかつ、かっこよさをアピール出来るものにしたかったのです。既にゲーミングPCを開発をしてから20年以上経過しています。マシンは、ゲーマーの方々にとってはツールであり武器であるため、デザインテーマとしては盾をイメージしています。

――本日はありがとうございました

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TGS 2016では、新モデル「ALIENWARE 15/17」を発表したデル。日本ではゲーミングPCの売上が伸びているという報告に加えて、VRに関心が注がれていることから今後も大きく展開されそうです。またe-Sports関連のスポンサードや新製品の展開も含め、今後の動向にも注目が集まります。