◇米国男子◇ツアー選手権byコカ・コーラ 最終日(25日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)

開幕前から懸念していたショットの不安が、3打差からの逆転を図る松山英樹の追い上げを鈍らせた。4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「69」と1つ伸ばすにとどまり、通算6アンダーの単独5位でホールアウト。首位との差を1度も詰められないまま、最終的に優勝スコアに6打届かず2015-16年シーズンのラストゲームを終えた。

フェアウェイキープは前半の1番、6番、7番の3ホールのみ。アイアンも本来の切れがなく10ホールでグリーンを外し、持ち前のショット力は最後まで陰をひそめた。

その中でも、中盤にはビッグプレーで見せ場を作った。2つ伸ばして迎えた12番では、1Wのティショットを左の林に曲げ、29ydを残した左ラフからの3打目を直接カップイン。右手で小さくガッツポーズを作り、離れかけた首位との差を再び3打に戻した。

「12番のラッキーで良い感じが来ていると思ったけれど…」。しかし、差しかけていた希望の光は、2ホール後の14番で閉ざされる。1Wで右のラフに打ち込み、75ydからの3打目を2mに寄せたが、これを外してこの日最初のボギーとした。「14番でパーを取れなかったのが大きかった」と肩を落とし、18番(パー5)はアプローチミスも重なりダブルボギー。優勝争いから遠い位置で、静かに最終グリーンを降りた。

440ポイントを加算したフェデックスカップランクは、前週までの17位から4ランク上げて13位に浮上。3年目のシーズンで自己最高位を記録したが、「とくに何もないです」とそこに松山の関心はない。

それよりも、口をつくのはやはり不振が続いたショットについて。「こうやって拾っていくのもアリかなと思うけど、スコアを伸ばしていけない。1Wも含めて、やっぱりショットをしっかり立て直したい」。

この後は日本に一時帰国し、3週間後に控える国内男子メジャー「日本オープン」に出場予定。10月に開幕する米ツアーの2016-17年シーズンは、マレーシア開催の第2戦「CIMBクラシック」(10月20日〜)から参戦予定だ。(ジョージア州アトランタ/塚田達也)