◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前情報(28日)◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71)

世界ランキング3位のチョン・インジ(韓国)が連覇を狙う。この日はラウンドせず、アプローチなどの練習に終始したが、前2日間で計27ホールを回るなど準備は万全だ。昨年11月の最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」以来となる日本ツアー参戦に「(メジャーで)セッティングが難しいと思うので、楽しみながらやりたいです」と意気込んだ。

優勝候補の筆頭であることは間違いない。セッティングが難しくなるビッグタイトルに強いことは、データが裏付けている。日米でマークした4勝(日本2勝)は、すべてメジャータイトルだ。昨年は日本ツアーのメジャー4試合のうち、3試合に出場して2勝をさらった。2013年には母国・韓国のナショナルオープンも制している。2週前の「ザ・エビアン選手権」では、通算21アンダーと男女を通じて海外メジャーの最多アンダーパー記録を樹立した。

普段以上のプレッシャーがかかる大会で実力を発揮する秘訣を「そのプレッシャーも自分の中では楽しみな要素なんです」と、明るく話した。さらに「メジャー大会で求められるのは、1Wが得意とかではなく、14本のクラブをしっかり使うことだと思う。そのコースに適したクラブを選ぶことが大事になる」と強調した。

昨年大会では、その重圧のかかる場面での冷静な判断力が光った。菊地絵理香、イ・ミヒャン(韓国)と並び突入した18番(パー4/423yd)のプレーオフで、正規の最終ラウンドで使った8Iを抜いて19度のUTを投入して臨んだ。2打目の距離が残ることを想定してのことだった。4ホールに及んだプレーオフの3、4ホール目でこのUTを使って勝利をつかんだ。

今大会で多くの選手と同様に頭を悩ませるのが、ツアー史上最長のパー4(490yd)が設定された17番。終盤に待つ難ホールに、米ツアーで平均飛距離255ydのチョンも「ティショットをしっかり打てないと厳しい」と苦笑い。事前のラウンドでは、通常よりも1本多い15本をバッグに入れて準備したが「ウェッジを1本抜いてUTを入れるか、まだ迷っている」。持ち前の判断力で今年も勝利を呼び込むか。(栃木県那須烏山市/林洋平)