◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 事前情報(28日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315yd(パー72)

米ツアーの来季出場権を争う“入れ替え戦”ウェブドットコムツアーファイナルズ出場中の岩田寛が、米国から一時帰国してスポット参戦する。20位で終えた「フジサンケイクラシック」以来、4週ぶりの国内ツアー出場となる。

全4試合の入れ替え戦は3試合を消化し、今週はオープンウィーク。岩田は第2戦の「アルバートソンズ・ボイジーオープン」で12位の成績を残し、次週の最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」に運命を委ねることになった。第1戦、前週の第3戦は予選落ちし、現在のシリーズ賞金ランキングは36位(既に来季出場権を持つ下部ツアーの賞金ランク上位25人を除く)。出場権獲得には25位以内に入る必要があり、上位進出が必要だ。

ハードなスケジュールをこなすのは、日本ツアーのシード(2017年末まで)を維持するべく、5試合の出場義務を果たすため。「自分では疲れていないと思っているけれど、4日間やるのはしんどいし、集中力が持たない…元気もないし」と悩みは深い。「両親は地元が名古屋なので、応援してくれる人はいつもより多いんです。元気な姿を見せたいけれどなかなかついてこないですね」

今週が9週連続の出場。そのうち2度、日本に一時帰国した。体力面での強靭さは健在だが、精神面が蝕まれていることに気付く。「少し休んで自分の状態を見て『こうだったかな』と考えられるといいけれど、それがないので。いつも“一夜漬け”みたいな感じでやるから、一日が終わるとわけが分からなくなる。それがずっと続いている。そこを気付けたのは良かったですけど」

調子が波を打つ日々が続いている。コースでの練習にいそしんだこの日はショットの感触に手応えがあったが、岩田は過度な期待を自分にかけない。「元気があればミスが出ても次で取り返そうと思えるが、それがないので厳しいですね…」。苦労の思いは、静かに言葉にしまい込んだ。(愛知県みよし市/桂川洋一)