◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日(29日)◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71)

「想定外」。メジャーセッティングでの好発進に最も驚いたのは本人だ。ツアー本格参戦1年目の森田遥が4バーディ、1ボギーの「68」でプレーして、3アンダー単独首位でスタートした。

出だしの10番でボギーを先行。12番、14番をバーディで獲り返すと、迎えた15番、グリーン右手前のラフに運んだ第3打は、雨でぬかるんだカジュアルウォーターの救済を受けたものの、ボールは深い芝に埋まる不運もあった。ボギーを覚悟したが「うまく出て2.5mくらいに寄ってくれた」と、これを沈めてピンチを乗りきった。

パーオンを外したホールでも「けっこうピンに寄って、真っ直ぐのラインにつけられた」と、しのぐ場面も。後半の4番(パー3)ではPWで放ったティショットをピン手前2m、7番ではピンそば50cmにつけ、キレのあるショットでスコアを積み上げた。「難度の高いコースこそ集中力が増して淡々とプレーできた。耐えなければいけないところで、それができた」と粘り強さが光った。

前週まで26戦をこなし、トップ10は6回。今月初旬の国内女子メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」での苦い経験も生きている。最終日を6位で迎えたものの、終盤のダブルボギー2つで優勝争いから脱落。「スタミナ不足」が敗因と、翌週からはラウンド中のエネルギー補給のため、母が握ったおにぎりを持参し始め、効果が得られた。

2013年〜14年には今大会を主催するJGA(日本ゴルフ協会)からナショナルチームのメンバーに選抜された。海外での試合を経験し、昨年、米女子下部ツアーでプレーするキッカケにもなった。森田にとってはメジャー大会である以上に「チームの一員であったことを忘れてはならないと思う試合」というプライドだってある。

「1日、1日が大事だと思う。新しい気持ちでやっていければ大丈夫」と、初勝利をつかみにいく。(栃木県那須烏山市/糸井順子)