◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日(29日)◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71)

「きょうは初日。まだ3日ある」。出遅れにも表情は柔らかい。前年覇者チョン・インジ(韓国)は3バーディ、5ボギー1ダブルボギー「75」でプレーして、4オーバーの61位。世界ランク3位の強者は、スロースタートにも動じる様子はない。

「前半はアンダーで折り返したのに、後半出だしのダブルボギー、ボギー、ボギーの悪い流れで、最後まで行ってしまった」と振り返った。10番はパーオンしたが、傾斜の難しいグリーンで4パットを喫してダブルボギー。11番(パー3)では、ティショットをグリーン左に外して2オン2パット。12番では第2打をグリーン奥に外し、「難しいアプローチを残してしまった」と、3ホールで4つスコアを落として後退した。

「獲り返そう」と急いた気持ちがリズムを乱した。唯一の手応えを挙げるなら「ショートアイアン」と、バーディはすべてピンそば5m以内につけたものだった。

この日は日本のギャラリーに混じって、韓国からファンクラブのメンバーが来日。「フライングダンボ(※ダンボはチョンの愛称)」と書かれた、おそろいのキャップをかぶって応援した。チョンはティオフ前、応援に来てくれたことへのお礼を伝えたという。「きょうは結果がいまひとつだったけど、たくさんの方の応援を力にして、あしたからまた頑張りたい」。欠かさないファンサービス、この余裕こそが強さの証しか。(栃木県那須烏山市/糸井順子)