◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 3日目(1日)◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71)

アマチュアの長野未祈(15=千葉・麗澤高1年)が、後続と2打差の5アンダーとして単独首位に立った。アマチュアがメジャー最終日を単独首位で迎えるのは初めてだ。

(1)アマチュア初のメジャー制覇(2)2014年「KKT杯バンテリンレディスオープン」を15歳293日で制した勝みなみ(鹿児島高3年)のツアー最年少優勝記録を、15歳278日で更新−をかけて最終日に臨む。

この日の最終18番。約4mのバーディパットを決めた。同組で首位に並んでいた堀琴音がボギーを喫し、2打差をつけた。グリーンを囲むギャラリーは大きな拍手と声援を送った。

プロたちが苦戦する難コースで安定した戦いを持続しているのは、就寝前に行うイメージトレーニングの効果だという。ベッドの中で、1打ごと、どこに打つかを細部まで想像する。カップの切られる位置を想定して、頭の中で18ホールをラウンドする。

最大の敵は、精神的なプレッシャー。昨夜は緊張で、午後9時半に消灯しても5度ほど目覚めた。腹痛の症状も出た。

「朝も緊張していて、思ったようなショットが打てない」と、スタートホールの1番でも2打目を25ydショートしてボギーを叩いた。だが「回っているうちに、徐々に楽しくなってきた」。8Iで4.5mにつけた4番(147yd/パー3)でバーディを奪うと、5番(508yd/パー5)でもバーディを決めた。

誰より気がそぞろなのは、キャディを務める父・勝さん(49)だ。「驚いていますよ」と目を見開いた。「16番か17番ではパターを渡したつもりが、焦ってパターカバーを渡しちゃって(娘が)『違うよ!』って」

この日は指導を受ける中嶋常幸、高校の先輩の河野杏奈(16=千葉・麗澤高2年)らが後半9ホールを見守り、緊張が和らいだ。プロたちが目の色を変えて追ってくる最終日、重圧を打ち砕けるか。(栃木県那須烏山市/林洋平)