畑岡奈紗(ルネサンス高)が10日(月)、都内で行った会見でプロ転向を表明した。「日本女子オープンゴルフ選手権競技」で史上初のアマチュアによるメジャー制覇を成し遂げた17歳は「2年以内に米国ツアー優勝、そして5年以内に海外メジャーを勝ちたい。東京五輪で金メダルも獲りたいです」と高らかに目標を掲げた。

「日本女子オープン」優勝で得た日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会員の「単年登録」の権利申請がこの日承認され、畑岡は2017年10月初旬までの国内ツアー出場権を得たが、かねて目標としてきた米女子ツアー挑戦を目指す意思を明らかにした。目下の照準は来季の米国ツアー出場権をかけたセカンドQT(予選会/20日〜23日)に定めており、12日(水)に渡米して準備を進める。セカンドQTおよび、12月のサードQTを通過した場合は、主戦場を米国とする構えだ。

「最初は大変かもしれない。でも世界で勝つには、どんどん慣れるしかない」と覚悟は決まっている。中学時代から「トミーアカデミー」で師事する中嶋常幸も「もし米国ツアーに挑戦するなら、(日本に)頻繁に帰ってきてというのは止めたほうがいい。米国の芝に慣れてきたころに、日本に戻ってきたりするのはよくない」と背中を押した。

茨城県内のホームセンターで家具の輸入に携わる父・仁一さんの「日本だけでは視野が狭くなる」という考えで中学時代から国際舞台を数多く経験し、海外志向が強くなった。4月に出場した米国女子ツアー「スウィンギングスカートLPGA」を経て「たくさんの国から、いろいろな選手が集まって戦っている」と魅せられ、決意は固まった。「いつかこの舞台に挑戦したい」――。プロ転向という節目の日を迎えても、思いは変わらない。この日の会見では色紙に「初志貫徹」と抱負を記した。

注目される国内でのプロデビュー戦については「年内になると思う」と話すに留めたが、11月11日(金)開幕の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が有力視されている。なお、11月4日(金)から行われる「TOTOジャパンクラシック」は米ツアーを兼ねる国内ツアーとなるが、規定により出場権がない。(東京都港区/林洋平)