◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(14日)◇狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)◇7208yd(パー70)

15位から出た松山英樹はバーディ、3ボギーの「70」でプレー。通算1オーバーと伸ばせなかったが、8位に上がった。首位との差は3打に縮まった。ベストコンディションとはほど遠いが、「気持ちを切らさずやりたい」と優勝圏内での週末を見据えた。

最終9番で意地を見せた。グリーン右手前からのバンカーショットをピンそば50センチに寄せた。グリーンを囲んだギャラリーの大歓声が響いた。このホールをバーディで締めてイーブンパーに戻した。

4番では10mのバーディパットを決めて、驚いたような笑みを浮かべた。見せ場を作り、1打ごとにギャラリーは興奮した。だが「遼がバーディをいっぱい獲ってくれて、アダムもイーグルを獲った。僕の(バーディ)はたいしたことないので」と謙そんした。

確かに松山の武器の一つ、鋭くピンを刺すアイアンショットでのバーディは出なかった。「それが今の状態なので。すぐに良くなるとは思っていない」。深いラフや極端に狭いフェアウェイにも苦しむ。日米で芝の違いもあり適応は簡単ではない。それでも、崩れる姿を見せるわけにはいかない―

昨年11月に出場した「ダンロップフェニックストーナメント」以来の日本ツアー。今年2月の米PGAツアー2勝目、4月の「マスターズ」での優勝争い…。自らが作ってきたさまざまな実績が、注目度を高める。連日、練習後に列をなすファンに30分間ほどサインを続ける。「しっかりと残り2日間粘っていけばチャンスは残っている」。目指すのは優勝の2文字だ。(埼玉県入間市/林洋平)